CORPPR-08-002 2008年1月23日
（米国時間2008年1月22日）抄訳

テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI ）は22日、2007年第4四半期および2007年度の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。

TIの2007年第4四半期売上高は、グラフ電卓の季節的需要減により、前期（2007年第3四半期）比3パーセント減の、3,556百万ドルとなりました。前年同期（2006年第4四半期）比では、半導体事業の需要増により、直近の4連続四半期を通じて初めて増加に転じ、3パーセント増でした。受注額は、前年同期比402百万ドル増、前期比75百万ドル減の3,479百万ドルとなりました。

半導体事業部門の2007年第4四半期売上高は前期比とほぼ同等、また、デジタル・シグナル・プロセッシング製品とアナログ半導体製品の需要増により、前年同期比3パーセント増の3,480百万ドルとなりました。

TIの2007年度の売上高は、前年比3パーセント減の13,835百万ドル、営業利益率は25.3パーセントとなりました。受注額は、半導体製品の需要減により、前年比327百万ドル減の13,689百万ドルとなりました。

半導体事業部門の2007年度の売上高は、主に RISCマイクロプロセッサ、携帯電話向け半導体製品および DLP® 製品の需要減により、前年比3パーセント減の13,310百万ドルとなりました。

特別費用および収入を含めた一般的会計原則に基づいた業績は、以下の通りです。

• 半導体事業部門　製品別売上高状況
  • 2007年第4四半期のアナログIC関連ビジネ スの売上高は、主に DSL事業部門の売却により前期比2パーセント減、また高性能アナログ製品への需要増により前年同期比4パーセント増でした。なお、高性能アナログ製品の売上高は、前期比1パーセント増、前年同期比12パーセント増でした。2007 年度のアナログ IC関連ビジネスの売上高は、主に高性能アナログ半導体の需要増が携帯電話向け製品の売上減を相殺したことにより、前年比1パーセント増でした。なお2007年度の高性能アナログ製品の売上高 は9パーセント増となりました。
    
    
  • 2007年第4四半期のデジタル・シグナル・プロセッシング製品関連ビジネスの売上高 は、携帯電話向け製品の需要増により前期比4パーセント増、また主に携帯電話向け製品の需要により前年同期比12パーセント増でした。2007年度のデジタル・シグナル・プロセッシング製品関連ビジネスの売上高は、DSL事業部門の売却と、携帯電話向けをはじめとする広範囲な市場での需要減により、前年比2パーセント減でした。
    
    
  • 2007年第4四半期の デジタル・シグナル・プロセッシング製品とアナログIC分野を除く、その他の半導体事業の売上高は、DLP製品の売上減がマイクロコントローラ製品の売上増およびロイヤルティー収入の増加を相殺したことにより前期比2パーセント減、 DLP製品ならびに RISCマイクロプロセッサ製品の売上減、およびロイヤルティー収入の減少により、前年同期比14パーセント減となりました。2007年度のその他の半導体事業の売上高は、DLP、および RISCマイクロプロセッサ各製品の需要減により、前年比12パーセント減でした。マイクロコントローラ製品およびロイヤルティー収入は増加しましたが、標準ロジック製品の売上高は前年とほぼ同額でした。
    
    
• 2008年度の研究開発費は約20億ドル（前年は約22億ドル）が予定されています。
  
  
• 2008年度の設備投資額は約9億ドル（前年は約7億ドル）が予定されています。
  
  
• 2008年第1四半期の売上高は3,270百万ドルから3,550百万ドルの範囲を見込んでいます。半導体事業部門の売上高は3,200百万ドルから3,460百万ドルの範囲を見込んでいます。