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TIのワイヤレス技術がサムスンの次世代スマートフォンに採用に

2007年11月05日

TIのOMAP™ プラットフォームとBlueLink™ ソリューションによりマルチメディア体験が向上

SCJPR-07-095 2007年11月5日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は30日、同社の革新的なワイヤレス技術がサムスン電子(以下、サムスン)に採用され、同社のさまざまな携帯電話端末に優れたマルチメディア機能やコネクティビティ機能を提供していると発表しました。サムスンは現在、OMAP™ プラットフォーム(第1、第2世代とも)と『BlueLink™ 5.0』 Bluetooth® ワイヤレス・テクノロジー製品など、TIの技術を広範囲にわたって採用しています。

TIの『OMAP1710』アプリケーション・プロセッサは、数々の賞に輝いたサムスンのBlackjack™ 端末の基盤となっており、かつサムスンの今後の最先端モバイル端末の要にもなっています。サムスンの最新のHSDPA対応端末であるSGH-i620は、ユニークで薄いスライド型のケース(筐体)でありながら、『OMAP1710』を採用することで、先端の音声、ビデオおよび画像処理能力を発揮します。また『OMAP1710』プロセッサはインターネットのフルブラウザ、MP3ミュージック、およびSDHCメモリカードに対応しています。i620は、フルキーボード(QWERTY配列)や、テレビ電話のための前面取り付けのサブカメラを搭載しています。

サムスン・モバイル社のシニアバイスプレジデントであるC.H. Lee氏は次のように述べています。「サムスンは携帯電話端末市場における革新に取り組み、消費者が求める最先端かつユニークで多機能の端末を提供していきます。TIの高性能で低消費電力のアプリケーション・プロセッサと、最新のコネクティビティ・ソリューションを採用することで、当社は小型でスタイリッシュでありながら、マルチメディア機能と効率的なコネクティビティ機能を兼ね備えたスマートフォン製品を提供します」

サムスン・モバイル社とTIは共同で、最新バージョンのSymbian OS™ とS60ソフトウェアを使った競争力に富む製品をSymbianスマートフォン市場に注力します。『OMAP2430』プロセッサは、Symbian OS™ を使ったSGH-i400端末のエンジンです。OMAPの第2世代にあたるこの『OMAP2』プロセッサは、2.3インチワイド画面でインターネットのフルブラウジング、i400搭載のQVGAディスプレイ上での高画質マルチメディア処理および2メガピクセルのカメラを提供します。なおi400端末もTI の『BRF6300』ソリューションを採用しており、Bluetoothのデータ転送速度を最高3Mbpsまで引き上げ、A2DPプロファイルでワイヤレス・ステレオ・ヘッドフォンをサポートします。

TIのセルラー・メディア・システムズ・ソリューションズ・グループのワールドワイド・ジェネラル・マネージャであるラージ・タルーリ(Raj Talluri)は次のように述べています。「サムスンと当社との関係強化により、サムスンの製品ラインナップが拡充されることを喜ばしく思います。サムスンはTIのOMAPプラットフォームとコネクティビティ・ソリューションの能力を最大限活用し、今日の市場において最先端の多機能型携帯電話を提供しています」

TIのワイヤレス技術への取り組み
ワイヤレス向け半導体のリーディング・メーカであるTIは、コア・テクノロジーを提供し、次世代ソリューションを開発しています。TIはシリコンとソフトウェア全般と共に、全ての通信規格に対応する携帯電話機から基地局に至る各種ソリューション、無線LAN、GPS、デジタルTV、Bluetoothなどの広範囲な通信分野において、18年以上に及ぶ無線技術向けシステムの専門技術を有しています。さらに、先進的な半導体プロセスをベースに、チップセットからリファレンス・デザインまでの包括的なソリューション、OMAP™ アプリケーション・プロセッサ、コア・デジタル・シグナル・プロセッサおよびアナログ技術によるターンキー・ソリューションを顧客に提供するとともに、カスタマイズの要求にも対応します。本件に関する詳細はwww.ti.com/wirelesspressroom(英文)から参照できます。

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※ OMAPおよびBlueLinkはTexas Instruments社の商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します