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日本TI、ローパワー・ワイヤレス・アプリケーション向けに2.4GHz帯およびSub-1GHz帯用の SoCソリューションを発表

2007年10月16日

無線通信機能、MCU、フラッシュ・メモリを内蔵する全機能内蔵の高集積SoCデバイス

無線通信機能、MCU、フラッシュ・メモリを内蔵する全機能内蔵の 高集積SoCデバイス

SCJPR-07-088 2007年10月16日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、2.4GHz(ギガヘルツ)およびsub-1GHz (1GHz未満の周波数)の各周波数帯で使用される低消費電力ワイヤレス・アプリケーション向けに、『CC2510』および『CC1110』RF(高周波)SoC(System-on-Chip)ソリューションを発表しました。これらの新製品は、TIの最先端のRFトランシーバである『CC2500』および『CC1101』と、業界標準のマイクロコントローラ「8051」、プログラム可能な8/16/32 kB(キロバイト)のフラッシュ・メモリ、1/2/4 kBのRAM、および周辺回路を内蔵し、6mm(ミリメートル)角の36ピンQLPパッケージで供給されます。本件の詳細に関してはhttp://www.tij.co.jp/cc2510(日本語)から参照できます。

高い集積度と低消費電力の『CC2510』および『CC1110』は、より長いバッテリ動作時間、小型、低コスト、短い開発時間などを必要とするワイヤレス・システムに最適です。2.4GHz帯用の『CC2510』は、ワイヤレスのキーボードおよびマウス、ワイヤレスのゲーム、スポーツ、レジャー用機器、リモコン、ワイヤレスのボイス・オーディオなどのアプリケーションに対応します。またSub-1GHz帯用の『CC1110』はアラーム、セキュリティ、自動メータ読み取り(AMR)、工業用モニタおよび制御、ホーム・オートメーションおよびビルディング・オートメーションなどの機器をサポートします。

『CC2510』および『CC1110』のその他の特長には、最も低消費電力のモードの静止電流が300nA(ナノアンペア)、128ビットAESセキュリティ用回路の内蔵、最適な無線通信状態(送信出力、受信感度、ブロッキング性能、およびデータ・レート等)がプログラマブルであり、2.0V(ボルト)~3.6Vと広い電源電圧範囲などがあります。

価格と供給について
『CC2510』および『CC1110』は現在出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは両デバイス共に6mm角の36ピンQLPです。1,000個受注時の単価(参考価格)は『CC2510』が3.25ドルより、『CC1110』が4.30ドルより設定されています。また、両デバイスには開発キットも供給されます。

小電力無線開発に関するネットワークについて
TIのネットワークを活用することで、お客様はハードウェア・デザイン、モジュール、組み込みソフトウェア、ゲートウェイ、課金ツール、その他に関する支援を受けるための適切なパートナを見つけることができます。このネットワークはTIの推奨する各社、RF関連のコンサルタント各社、そして一連のハードウェア・モジュール製品ならびにデザイン・サービスを提供するデザイン・ハウス各社で構成されています。詳細に関してはhttp://www.ti.com/lprfnetwork(英文)から参照できます。

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