TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

TI、大学の医療技術研究プログラムに1,500万ドルの資金を拠出

2007年10月15日

2007年10月15日 CORPPR-07-009

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は本日、世界各国の大学を対象に、優れた医療技術の研究プログラムに対して総額1,500万ドルの資金を拠出すると発表しました。これによってTIは、パーソナル医療機器、人体埋め込み型機器、医療用画像処理、無線ヘルスケア・システム、バイオセンサー技術などの分野で、今後数年間にわたり、主な最新医療技術の研究開発を支援することになります。

TIのメディカル・ビジネス・ユニット担当バイスプレジデントであるケント・ノバク(Kent Novak)は次のように述べています。「TIはこれまで常に、技術研究の最先端を走り続けてきました。世界中の大学と提携し、次世代の医療用電子機器の開発を支援できることを非常に嬉しく思います。これによって当社のお客様は、ヘルスケアと生活の質を向上させることができます」

TIの技術は、ポータブル・イメージング、患者モニタ用のワイヤレス・コミュニケーション、人工網膜、四肢切断者の生活の質を向上させるDSPベースのロボット工学など、近年の医療分野の発展に大きく貢献してきました。高性能アナログ、デジタル・シグナル・プロセッシング、超低消費電力マイクロコントローラ、ワイヤレス・コネクティビティ、DLP® など、さまざまな半導体技術におけるTIのノウハウと技術革新は、次世代の医療システムが求める厳しい要件を補完しています。

ノバクはさらに、次のように述べています。「1990年代には、ワイヤレス・コミュニケーション・システム、携帯電話、PDAが研究開発の主要分野であり、エレクトロニクス業界で市場を牽引する大きな要素でした。こうした技術進歩に伴い、システム・インテグレーションの高度化と、低消費電力化が要求されるようになりました。現在では、新たに登場してきた医療システムの多くが、こうした定評ある技術を活用することで、高機能なパーソナルケア機器や、標準レベルの医療システムが事実上皆無に近い、急速に近代化の進む発展途上国向けに、病院での患者モニタを向上させています」

医療技術の研究資金を申請するためのプログラムとその時期、過程については、www.ti.com/medical(英文)から参照できます。プロジェクトの選考は、TIのメディカル・ビジネス・ユニットが行います。

※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します