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日本TI、システムの熱管理および過熱保護向けに、業界で最も小型のローカル用デジタル温度センサを発表

2007年10月09日

SCJPR-07-084 2007年10月9日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、SMBus/2線式シリアル・インターフェイスを搭載し、業界で最も小型で低消費電力のデジタル温度センサ、『TMP102』を発表しました。この製品はリード端子を含めた大きさが1.6mm×1.6mm (ミリメートル)で高さが0.6mmのSOT563パッケージで供給され、市場に流通する同種のリード付きセンサ・デバイスと比較して約30%も小型です。

『TMP102』のアクティブ・モードの静止電流は10μA(マイクロアンペア、最大値)、シャットダウン・モードでは1μA(最大値)です。究極の小型パッケージと低消費電力を提供する『TMP102』はポータブルのコンシューマ・エレクトロニクス製品およびバッテリ動作の機器などに最適です。本件の詳細に関してはhttp://www.tij.co.jp/tmp102(日本語)から参照できます。

『TMP102』はノートブックPCの過熱保護、携帯電話およびポータブルの健康器具をはじめとする実装面積に厳しい制約を持つアプリケーションに最適です。『TMP102』の電源電圧範囲は1.4V(ボルト)~3.6Vであることから、既存の1.8V電源バスを活用でき、少ない外付け部品点数であらゆるシステムに搭載できます。『TMP102』はSDAおよびSCLの各ピンと組み合わせて使用できるアドレス・ピンを備えていることから、同一のSMBus 上に最高4個の『TMP102』を接続できます。さらに、SMBusのアラート機能も備えています。 『TMP102』は-25℃~+85℃の温度範囲で0.5℃(代表値)の精度を提供します。『TMP102』は12ビットの温度分解能を備えていることから、0.0625℃の測定精度を提供します。

『TMP102』の特性表

項目 TMP102
インターフェイス I2C, SMBus
温度精度(-40 ℃~+85℃、代表値) 0.5 ℃
温度精度 (-40 ℃~+125℃、最大値) 2 ℃
温度分解能 12 ビット
測定温度範囲 -40 ℃~+125 ℃
動作温度範囲 -55 ℃~+150 ℃
電源電圧範囲 1.4V~3.6V
静止電流(代表値) 10 μA
ピン/パッケージ 6ピンSOT-563

価格と供給について
『TMP102』は現在出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは小型のSOT563です。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.80ドルです。

TIではアナログ技術者向けにセミナ、デザイン・ツール、技術資料、評価モジュール、サンプル提供などの幅広いサポートを提供しています。TIの包括的なアナログ・デザイン・サポートの詳細ならびに最新の『Amplifier and Data Converter Selection Guide』に関しては、http://www.ti.com/analogelab(英文)から参照できます。

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