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TI、3D DLP® テクノロジーを披露3D TVのリアルな視聴体験を家庭に

2007年09月10日

SCJPR-07-075 2007年9月10日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、米国コロラド州デンバーにて開催されているホームシアターの展示会「CEDIA」において、高精細の3D HDTVを可能にする3D DLP® テクノロジーを披露しました。DLPの主幹技術が、既に量産中のDLP HDTV製品で3Dコンテンツ視聴を実現しました。デジタル・イメージングの革新により市場を牽引するTIは、シンプルで高性能なDLPテクノロジーのソリューションを家電製品メーカに供給し、3Dコンテンツの視聴体験を家庭にもたらします。

3D HDTVアプリケーション向けに統合された唯一の技術であるDLPチップの優れた高速応答性とリフレッシュレートにより、メーカは従来のHDTVにおいて三次元視聴を実現するという選択肢を手にすることになりました。3Dに対応する近未来のHDTVは、ゲームやアクションシーン、およびスピーディーなスポーツなどのコンテンツ視聴において特に注目されています。

DLP Cinema® を発表しデジタルシネマの発展を促したように、3D DLP HDTVはかつてない表示手法を提案することで、3Dゲームやソフトウェアなどのクリエイター、将来の3Dコンテンツクリエイターに3Dコンテンツへの適応を促します。 今日、世界中で4,500を超える映画スクリーンがDLP Cinemaに対応しています。そのうちの1,000スクリーンは既に3Dシネマに対応しており、ハリウッドの映画業界による3D作品のリリースの増加に伴い、さらなる成長が予想されています。

TIのDLP事業部、HDTV製品担当ビジネス・マネージャのアダム・クンズマン(Adam Kunzman)は、以下のように述べています。「TIのDLPテクノロジーは、業界初のイノベーションを数多く生み出してきました。初のフルHD製品や色調に優れたLED光源搭載製品に加えて、このたび妥協の一切ない本物の3D HDTVを家庭にお届けできることを嬉しく思います。3D HDTVによって、大画面によるホームエンターテインメントへの人気がさらに加速するでしょう」

新たに開発されたサムスン、および三菱電機の3D対応DLP HDTVは、HDMI/DVI接続により高解像度の3D立体映像を映し出します。アクティブ・グラスがディスプレイと同期し立体映像を左右の目に分離することで、ちらつきがなく豊かで実体験のような3D視聴が実現します。

クンズマンは、次のように述べています。「DLPテクノロジーの高速応答性と高コントラストは、質の高い実体験のようなテレビ視聴をかつてないほどの低価格で実現します」

DLPテクノロジーは、大手映画スタジオ、メーカやパートナー各社との緊密な連携により、3D映画とコンテンツの急速な発展を支えてきました。「ルイスと未来泥棒」や「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」など、最近の映画作品では3D版もリリースが進んでおり、消費者の3Dエンターテインメントへの関心は着実に高まっています。

3alityの創始者兼CEOであるスティーブ・シュクレア(Steeve Schklair)氏は、以下のように述べています。「映画の製作における今後の展開としては、実体験のような視聴体験を創り出していくことに主眼が置かれるでしょう。3Dへの進化は、映画やライブイベントの鑑賞をすばらしい体験にする重要なものであり、DLPテクノロジーはこれを強力にサポートしています」 DLP 3D HDTVの詳細については、http://www.dlp.com/3-D(英語) をご覧ください。

DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® 映像テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema® )などに採用されています。現在世界50社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館における4,500以上のデジタルシネマ上映における実績をベースに開発された、唯一のHDTV向け技術です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は1,300万台を記録しました。

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