SCJPR-07-072 2007年9月5日

テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、ベルリンで開催中の世界最大の家電製品の展示会「IFA2007」に出展、優れた画質をよりリーズナブルな価格で提供するDLP® フロントプロジェクタを多数展示しています。
また、大手プロジェクタメーカ各社は、1080pの解像度を誇るBrilliantColor™ を搭載したDLPフロントプロジェクタの製品を発表しています。

DLP製品が世界のフロントプロジェクタ市場に占めるシェアはおよそ50%にのぼります。優れた色彩処理を実現するDLPの「BrilliantColor」は、本年度中に70以上のOEM製品に搭載、発売される見込みです。なお現在、BrilliantColorを搭載する1080pシングルチップ DLPプロジェクタは、オプトマ、シャープ、マランツ、BenQ、Infocus、projectiondesignおよびSim2の各社より多数発売されています。

オプトマは今回、新型の1080p DLPホームシアタープロジェクタであるThemeScene® HD80を発表しました。この製品は、10,000:1のネイティブ・コントラスト比とフルHDの高精細に加え、BrilliantColorによる色処理により、かつてないほどクリアで高画質なイメージを投影します。また13,000ルーメンの高輝度により、明るい環境下でも映画館並みの驚くほど鮮明な映像の投影を実現します。

また、IFA会場では、DLPテクノロジーを採用した多数のビジネスプロジェクタも発表されています。東芝は、超広角Extreme Short Throw Projection (ESP)テクノロジーにより、わずか50cmという近距離での投影を実現したTDP-EX20とTDP-EW25を発表しました。これらのDLPプロジェクタは、部屋のサイズを気にせず、また発表者の影がスクリーンに映りこむことのないプレゼンテーションを可能にします。

プロジェクタへの搭載がますます進むTIのBrilliantColorは、色再現性が高く、可能な限りのディテールを表示します。BrilliantColorを用いたDLPプロジェクタは、赤、青、緑、シアン、イエロー、マゼンタの最高6色のカラーホイールによる色処理を行うことにより、いつまでも色あせることのない高精彩でいきいきとした色再現性を実現します。さらに、BrilliantColorは輝度を最大50%高めるだけでなく、光の3原色を用いた従来のシステムと比較して、大幅に色再現範囲を拡張します。

TIの副社長兼DLP事業部フロントプロジェクション製品部ビジネス・マネージャのラース・ヨダーは、次のように述べています。「お客様はBrilliantColorとともに製品改良を重ね、その結果として多くの最終製品にBrilliantColorを採用していただくに至りました。DLPテクノロジーは、より優れた色再現性に加え、導入や維持管理費用などにかかる総保有コストを抑えられることで、すべてのお客様と消費者にご満足いただけるでしょう」

DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® 映像テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機（DLP Cinema®）などに採用されています。現在世界50社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館における4,500以上のデジタルシネマ上映における実績をベースに開発された、唯一のHDTV向け技術です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は1,300万台を記録しました。

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