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日本TI、ネットワーク装置向けにクラス最高の低位相雑音を提供するクロック・ジェネレータを発表

2007年07月25日

設計期間の短縮とコストの低減を提供する高性能クロック製品

設計期間の短縮とコストの低減を提供する高性能クロック製品

SCJPR-07-060 2007年7月25日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、クラス最高の低位相雑音RMS 380fs*(10kHz~20MHz)を実現するクロック・ジェネレータ『CDCE421』を発表しました。この製品は水晶発振回路と、ループフィルタを集積した周波数シンセサイザを内蔵しており、広い出力周波数範囲(10.9MHz~766.7MHz、875MHz~1175MHz)をサポートでき、イーサネット、ファイバ・チャネル、PCI Express、Serial ATA製品などのクロック設計を簡素化します。本件に関する詳細は、http://www.tij.co.jp/CDCE421-pr(日本語)から参照できます。*注: 10-15秒、ピコ秒の1000分の1



『CDCE421』は5mm×7mmのXOパッケージへ内蔵可能なダイ(ICチップ)と、24ピンQFNパッケージの2種類供給されます。この新型クロック・デバイスは、業界で初めてEEPROMと水晶発振回路をチップに集積し、より高いプログラマビリティを提供します。広い出力周波数範囲を実現しているため、お客様の装置設計を容易にします。

『CDCE421』のすべての動作設定は、TIが特許を所有する製造後のプログラミング向けのシリアル・インターフェイス経由で内蔵されているEEPROMに書き込めます。『CDCE421』は3.3Vの単一電源環境で動作し、動作保証温度範囲は -40℃~+85℃です。

『CDCE421』のその他の特長

  • クロック源: 27.35 MHz~38.33 MHzの水晶振動子またはLVCMOS入力
  • 出力レベル: LVDSとLVPECLを切替え可能
  • LVDS出力: 100Ωの終端抵抗を外付け、周波数範囲 = 10.9 MHz~400MHz
  • LVPECL出力: 周波数範囲 = 10.9 MHz~1.175 GHz
  • ループフィルタ: 50 KHz ~ 400 kHzのプログラマブル・ループ・フィルタを内蔵
  • 消費電力: LVDSモード... 240mW(typ) 、LVPECLモード... 300mW(typ)
  • チップ・イネーブル制御ピン
  • ESD耐圧: >2kV(Human Body Model)
  • 電源リップル除去機能

TIでは家電製品、通信機器、メモリなどのアプリケーション向けに、様々なタイミング・サポート・デバイスを供給しています。TIの包括的なクロック製品ラインの詳細に関しては、http://www.ti.com/clocks の『Clocks and Timers Selection Guide』 (英文)から参照できます。

『CDCE421』の特性表

項目 CDCE421
入力レベル LVCMOSまたはCrystal
出力レベル LVDS またはLVPECL
出力数 1
出力周波数範囲 10.9MHz~766.7MHz または 875.2MHz~1175MHz
分周比 1、 2、 4、 8、 16、 32
電源電圧範囲 3.3V ± 0.3V
電流 73mA (typ)、 LVDS モード、3.3V、 366MHz 91mA (typ)、 LVP`ECL モード、3.3V、 366MHz

供給と価格について
『CDCE421』は現在出荷中で、ダイまたは24ピンQFNパッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は7.00ドルです。
なお、特定用途向けの製品も供給しています。
CDC421100 (100.00MHz出力、PCI向け)
CDC421106 (106.25MHz出力、Fiber Channel向け)
CDC421125 (125.00MHz出力、Gb-Ether, S-ATA向け)
CDC421156 (155.52MHz出力、SONET/SDH向け)
CDC421212 (212.50MHz出力、Fiber Channel向け)
CDC421250 (250MHz出力、PCI Express向け)
CDC421312 (312.50MHz出力、SONET/SDH向け)

関連リンク  
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