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TI、3チップDLP方式の新製品を発表、フロントプロジェクタ向け

2007年06月22日

高輝度5,000-7,500ルーメン製品向けに、新製品『 .7 XGA 3 chip』を投入価格と総保有コストを追求

高輝度5,000-7,500ルーメン製品向けに、新製品『 .7 XGA 3 chip』を投入 価格と総保有コストを追求

SCJPR-07-051 2007年6月22日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は、米国カリフォルニア州アナハイムで開催されているプレゼンテーション機器専門の展示会「InfoComm 2007」にて、5,000ルーメンから7,500ルーメンのフロントプロジェクタ向けに、新製品『DLP® .7 XGA 3 chip』を発表しました。新製品は、業務用AV機器市場のプロジェクタ製品に向けて、3チップDLP方式の明るさと色再現、信頼性を提供します。

新製品となる『 .7 XGA 3 chip』は、対角線サイズ、解像度およびアーキテクチャにちなんで命名されており、使用環境を問わない業務用大画面プロジェクタに対するニーズに対応し投入されます。調査会社 パシフィック・メディア・アソシエイツ社(PMA)によると、5,000ルーメンから7,500ルーメンの大画面・ハイボリューム型フロントプロジェクタ市場は、今後5年間にわたり毎年27%成長すると見込まれます。新チップセットを採用したDLPプロジェクタは、会議室や多目的ホール、大学などの講堂、公共施設など、大きな会場での使用に適しています

TIのDLP 3チップ方式製品およびDLP Cinema® 製品の担当マネージャであるナンシー・フェア(Nancy Fares)は、以下のように述べています。「高ルーメンのプロジェクタがぐっと身近になりました。最終製品の機能と価格を最終的に決定するのは各メーカーですが、この『 .7 XGA 3 chip』製品により、このクラスのプロジェクタの価格帯は二分の一程度にはできるものと予想しています。業務用AV機器市場の要求に応える優れた色再現と明るさ、信頼性を実現し、かつ導入や維持管理費用などの総保有コストを抑えられるのは、3チップDLP方式だけです」

設置上の理由などからメンテナンスに制約が多い業務用プロジェクタ製品では、信頼性や総保有コストが非常に重要です。DLPテクノロジーは、映画、高品位テレビ(HDTV)、そしてフロントプロジェクタの各業界に認められた、非常に信頼性の高いプロジェクション技術です。光をDLPチップ上のミラーに反射させることで、極めて高い画質を投影できる効率的な設計を実現しています。また設計特性上、メンテナンスの頻度が少なくて済み、総保有コストの削減にも貢献します。

『 .7 XGA 3 chip』により、より小型の光源、プリズムならびにDLPチップを採用した製品化が実現します。まず1ランプシステムまたは2ランプシステムを用いた製品の投入が予定されています。 新製品は解像度別にXGA、 WXGA、そして720p向けが展開されており、今後オプションがさらに増える予定です。

DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® 映像テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema® )などに採用されています。現在世界75社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館における4,000以上のデジタルシネマ上映における実績をベースに開発された、唯一のHDTV向け技術です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は1,200万台を記録しました。

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