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日本TI、PCI Expressデバイスの小型パッケージオプションを発表

2007年03月15日

既存パッケージに対して36%のスペース削減

既存パッケージに対して36%のスペース削減

SCJPR-07-026 2007年3月15日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、同社のPCI Express-PCI バス変換ブリッジ製品『XIO2000A』に小型パッケージの追加を発表しました。ターゲットアプリケーションは、ボードスペースの削減が必要となるノートPC市場でのPCI Express Mini Card注1やExpressCard注2です。この小型パッケージは、業界標準の0.8mmのボールピッチを維持しつつ、12x12mmのパッケージ・サイズを実現することで同社の現行製品パッケージと比較して36%のスペース削減を実現し、小型化・省スペース化が必須の市場において、実装面積の削減に貢献します。製品についての詳細は、日本TIのホームページ  http://www.tij.co.jp/xio2000a より参照できます。

『XIO2000A』で市場を牽引
『XIO2000A』は2006年1月の発表以来、既に世界で250以上の顧客に出荷されてきた実績を有します。TIのデジタル・インターフェース事業部のストラテジック・プロダクト・マーケティング・マネージャのジャワイド・アーマド(Jawaid Ahmad)は次のように述べています。「『XIO2000A』のパッケージをより小型化することで、BTOやCTO注3のアドイン・カード市場において新しいアプリケーションを実現します。これによりコンパクトなサイズのデバイスを求める顧客の要求に応えました」

また、日本TIはエンドポイント・デバイスの『XIO2200A』1394aに対しても、12x12mmのパッケージ・サイズの提供を同時に開始しました。1394aエンドポイント・デバイスはExpressCard、アドイン・カードおよびデスクトップPCのマザーボードなどをターゲットとしています。

Sunix社のR&D ディレクタのダニエル・ハング(Daniel Huang)氏は次のように述べています。「12x12mmのパッケージ・サイズに納められたTIの最新チップセットを活用することで、1394およびマルチIOアプリケーション向けのExpressCardの設計において、部品配置の柔軟性およびスペースの確保を行えます」

PCI ExpressデバイスにおけるTIの取り組み
TIは2004年にディスクリートのx1 PHY注4デバイスを発表して以来、PCI Expressテクノロジーの開発をリードしてきました。今日、TIはPCI Expressアーキテクチャ向けのブリッジ、スイッチ、PHY、および 1394a/1394b エンドポイントなど、PCI Express のアーキテクチャに必要な、包括的な製品ポートフォリオを提供しています。

注1 :PCI Express Mini Card:ノートブックPC用の小型の拡張カードの規格
注2 :Express Card: ノートブックPC用の拡張カードの規格。PC本体との接続インタフェースにPCI ExpressかUSB2.0を使用する
注3 :BTO、CTO: BTOはBuild To Orderの、CTO はConfiguration To Orderの略。いずれも受注後に製品を組み立て、出荷する生産方式のこと。
注4 :ディスクリートPHY: PHY単体機能の製品
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