TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

TI シニア・バイス・プレジデント兼ワイヤレス・マネージャ、ジル・デルファシーが退職

2007年01月22日

現DSPリーダーであるグレッグ・デラギが後任に

現DSPリーダーであるグレッグ・デラギが後任に

CORPPR-07-001 2007年1月22日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、同社のシニア・バイス・プレジデント であり、ワイヤレス・ターミナルズ・ユニットを率いてきたジル・デルファシーが、28年間にわたる在籍の後に同社を退職する予定であると発表しました。1月19日付で、TIのグレッグ・デラギがシニア・バイス・プレジデント 兼ワイヤレス・ターミナルズ・ユニット統括に昇格します。

デルファシー(51歳)は、1995年の設立時よりワイヤレス・ターミナルズ製品部門を統括し、好調な基幹事業へと発展させました。彼の指揮の下、TIは携帯電話向け半導体の業界首位サプライヤとしての地位を築き上げました。デルファシーは、モバイル・コミュニケーションのグローバルな推進者でもあります。彼の統率するチームは、新型のシングル・チップ携帯電話テクノロジーである『LoCosto』を開発し、世界に先駆けて安価な携帯電話を、中国やインド、アフリカなどのエマージング市場に供給しました。  他の功績として、デルファシーは『OMAP™』プラットフォームの開発をリードしてきました。これによりマルチメディア機能が携帯電話端末へ搭載され、その可能性を通話にとどまることなく大きくひろげました。

TI社長兼CEOであるリッチ・テンプルトンは、以下のように述べています。「ジルはTIを変えただけでなく、世の中の通信のあり方を変えるような素晴らしい事業を築き上げました。イノベーションと発展はジルがわれわれに残してくれる遺産なのです」

TI勤続22年のベテランであるグレッグ・デラギ(43歳)は、TIのコアとなる半導体技術でありワイヤレス製品の重要なコンポーネントであるデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)の開発とビジネスの推進を過去10年間にわたり統括しています。彼はまた、業界初となる1GHz(ギガヘルツ) DSPと、ビデオ・アプリケーション向けに新たなDaVinci™ ファミリーのハードウェアおよびソフトウェア製品の市場投入を手がけました。さらに近年においては、いくつかのTIのシステム事業も管轄し、アナログ、デジタル混在のシステム・オン・チップ・ソリューションを開発しました。デラギはまた、1990年代後半より携帯基地局向けの半導体ビジネスを牽引し、顧客および通信事業者との連携のもと、ビジネスを業界トップの地位へと引き上げました。 リッチ・テンプルトンは「グレッグはこれまでも優れたリーダーであり、スタンダードおよびカスタム市場の両方ですばらしい戦略を実行してきました。彼の顧客への思い入れと情熱でモバイル・コミュニケーションへあらたなインパクトを与えてくれるでしょう。」

デルファシーとデラギは、今後6ヶ月にわたり引継ぎを行ない、顧客や、サプライヤ、従業員による円滑な対応を進めます。

全ての商標ならびに登録商標はそれぞれの所有者に帰属します