TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、高精度な温度測定アプリケーション向けに精度±0.5℃の温度センサを発表

2006年11月21日

SCJPR-06-094 2006年11月21日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、低消費電力で精度が±0.5℃のデジタル出力温度センサ、『TMP275』を発表しました。この製品は通信、コンピュータ、コンシューマ機器、環境計測、工業用および計装など、幅広い高精度温度測定アプリケーションに最適です。本件に関する詳細は http://www.ti.com/sc06140(英文)から参照できます。

TMP275 Digital Temp Sensor

高い精度を提供する『TMP275』は、より効率的な放熱および電力の管理を実現します。また『TMP275』の低消費電力特性は、ポータブル機器の動作時間を延長するとともに、自己発熱の抑制に役立ちます。『TMP275』はポータブル機器、HVAC(冷暖房空調)機器、ノートブック・コンピュータ、携帯電話、基地局をはじめとする幅広いシステム内に使用できます。

『TMP275』は+10℃ 〜 +85℃の温度範囲で±0.5℃(最大値)の高精度を、また0℃ 〜 +100℃の温度範囲でも±0.75℃(最大値)の精度を提供します。『TMP275』の2線式シリアル・インターフェイスは、I2C/SMBusとの間で互換性を提供します。さらに、50 μA(マイクロアンペア)の消費電流、分解能は 9 〜 12 ビットの範囲でユーザが選択可能、消費電流 0.1 μAのシャットダウン・モード、優れた温度安定度、-40℃ 〜 +125℃の温度範囲で動作を規定など、数々の特長を提供します。また最高 8 個の異なるアドレスを使用でき、インターフェイス・バスの設計に柔軟性を提供します。

『TMP275』の特性表

項目 TMP275
通信インターフェイス SMBus(2 線式)
精度(最大値) ±0.5 ℃(+10 ℃ 〜 +85 ℃)
精度(最大値) ±0.75 ℃(0 ℃ 〜 +100 ℃)
精度(最大値) ±1 ℃(-40 ℃ 〜 +125 ℃)
温度分解能 9 ビット 〜 12 ビット
測定温度範囲 -40 ℃ 〜 +125 ℃
電源電圧範囲 +2.7 V 〜 +5.5 V
静止電流(代表値) 50 μA
動作温度範囲 -40 ℃ 〜 +125 ℃
ピン/パッケージ 8MSOP


価格と供給について
『TMP275』は現在、量産出荷中で TI および販売特約店から供給されます。パッケージは小型の 8 ピン MSOP です。1,000 個受注時の単価の参考価格は 1.25 ドルです。
TI ではアナログ技術者向けにセミナ、デザイン・ツール、技術資料、評価モジュール、サンプル提供などの幅広いサポートを提供しています。TI の包括的なアナログ・デザイン・サポートの詳細ならびに最新の『Amplifier Selection Guide』のダウンロードに関しては、http://www.ti.com/analog(英文)から参照できます。

関連リンク
アナログ製品 トップページ

※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。