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ニュースリリース

TI、DLP システムの出荷台数、累積1,000万台に到達

2006年06月12日

SCJPR-06-047 2006年6月12日
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、1996年の出荷開始以来、DLP®システムの累積出荷台数が1,000万台に到達したことを明らかにしました。

DLP製品の出荷台数が最初の100万台に達するまで、1996年から2001年まで5年間かかりましたが、メーカ各社による注力と画期的な開発によって、数量と市場シェアの両方の側面でDLPの成長が続きました。出荷開始から8年半後の2004年12月に500万台を達成し、その後ペースを加速し、わずか1年半後にはさらに500万台を出荷しました。

調査会社のパシフィック・メディア・アソシエイツ社によると、DLPテクノロジーを採用したプロジェクタは今や市場の過半数を占めており、15四半期連続で市場シェアを拡大し続けています。こうした成功は、フロント・プロジェクション、HDTV、DLP Cinemaの各分野において、カスタマ各社が魅力的な新製品の投入に取り組まれたことによるものです。

TIのDLP事業部シニア・バイスプレジデントのジョン・ヴァン・スコーター(John Van Scoter)は、次のように述べています。「TIと当社のカスタマの両方にとって祝うべき瞬間です。フロント・プロジェクション、HDTV、DLP Cinemaの各分野において達成されたこの10年間の実績は驚くべきものです。しかしこれはまだ序章に過ぎません。TIは今後もイノベーションを追求し続けることで、お客様とともに、将来のニーズを先取りした製品を市場に提供し続けたいと思います」。

補足資料:DLPフロント・プロジェクションの10年間の歩み

1996年

1997年
5月:InFocusの「LP420」出荷。DLPプロジェクタは12kgからわずか3kgに軽量化

1998年
6月:DLP事業部、エンジニアリング開発における優れた業績が認められ、全米テレビ芸術科学アカデミーからエミー賞を受賞。開発者のラリー・ホーンベック (Larry Hornbeck)博士もDLPテクノロジーの発明でエミー賞を受賞

4月:デジタル・プロジェクション(DP)社、TIとの協力により、DLPプロジェクタの明るさを40%向上させた、5000ANSIルーメンのDLPプロジェクタを発表

1999年
1月:ドリーム・ビジョン社、ホームシアターに特化した初のDLPプロジェクタを発表

2000年
5月:プラス株式会社が世界初1.5kg未満のDLPプロジェクタを発表。ポータブル・プロジェクタにおけるDLPテクノロジーのリーダーシップを実証
9月:TI、50万台目となるDLPシステムを出荷
デジタル・チャイナ、初の中国ブランドによるDLPプロジェクタを発表

2001年
1月:シャープ、ホームシアター・ファン待望の初の16:9プロジェクタを発表
6月:InFocusが画期的な1kg以下のDLPプロジェクタ「LP120」を発表。
ビューソニック社、DLPプロジェクタの生産を開始

2002年
4月:hp、DLPテクノロジーによってプロジェクタ市場に参入
5月:デル、DLPテクノロジーによってプロジェクタ市場に参入

2003年
12月:TI、200万台目となるDLPシステムを出荷

2004年
DLPがマイクロディスプレイ・テクノロジーのトップ・サプライヤとなる(出典:TSR)
InFocus、TIの顧客として初めて1社単独で100万台のDLPプロジェクタを出荷



2005年
1月:hp、オプトマ、Radio Shackの各社が音響システムとDVDプレーヤをDLPプロジェクタに組み込んだ、初の「DVD一体型ホームシアタープロジェクタ」を発表
1月:三菱、東芝、サムスンが初の0.5kg未満のプロジェクタを発表・販売開始。「ポケット・プロジェクタ」がマイクロ・プロジェクションの新たなカテゴリーとなる
6月:プロジェクションデザイン社、1080p解像度を持つ初のDLPホームシアター向けプロジェクタを発表
10月:デル、量販市場価格(3499ドル)の設定された初の高解像度(SX+)プロジェクタを発表

2006年
1月: DLPテクノロジー、世界のフロント・プロジェクション市場で初めて50%以上のシェアを獲得
6月: DLPテクノロジー、出荷開始から10周年。10年間に1,000万台のDLPシステムを出荷
初の商用DLPシステムをInFocus、nView、Proximaに出荷。Digital Projection、DLPプロジェクタの製造契約を締結
ヨーロッパで初めてリースギャングがDLPプロジェクタの製造契約を締結
9月:DLPデータ・プロジェクタ、プラス株式会社から日本市場に初投入