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TI、DLPシネマ® 映写機の採用実績が前年同期比3倍増の1,000台を突破

2006年03月14日

日本TI | TI、DLPシネマ® 映写機の採用実績が前年同期比3倍増の1,000台を突破

~デジタル・シネマへの急速な転換により、計1,195台の設置台数を記録~
SCJPR-06-027 2006年3月14日
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、NEC社、バルコ社、クリスティ社によるDLPシネマ® 映写機の設置台数が、世界全体で計1,195台に達したと発表しました。設置台数が1,000台という節目を超えたことは、映画業界における映写技術がフィルムからデジタルへと大きく移行しつつあることを示しています。デジタルへの移行は世界的な傾向であり、映写機の設置台数は南北アメリカで579台、欧州で342台、アジアで274台(うち日本51台)となっており、設置場所としては一般の映画館や映写室、ポストプロダクション会社などが挙げられます。

北米市場では技術規格とビジネス・モデルが確立し、5大映画会社がコンテンツ配給をコミットしたことにより、2006年に入ってからデジタル・シネマの普及が加速されました。DLPシネマ映写機の設置数は2005年3月時点と比較して3倍増となりました。映画業界側では、タイミングよく効率的な展開をしたいと考えており、TIはDolby社、NEC社、QuVIS社、ドレミ社、GDC社、コダック社などのサーバー・メーカをはじめとする協力会社と、顧客各社との緊密な協力により、現在および将来を通じて、システムの互換性を確保できるよう注力しています。

最近数カ月間に北米市場において、3万2,000台のデジタル・シネマ・システムへの転換が発表されました。
  • クリスティ社とAccessIT社によるビジネス・プランとして、4,000台の『CP2000』DLPシネマ映写機が米国とカナダに展開されます。そのうち2,300台はカーマイク社への提供です。また、ウルトラスター社はすでに102台のDLPシネマ映写機を設置しており、『CP2000』モデルで系列映画館のすべてをデジタル化した最初の興行会社となりました。
  • リーガル・エンターテインメント・グループとAMCエンターテインメント社、シネマークUSA社のジョイントベンチャーであるナショナル・シネメディア社は、1万3,000台もの大量購入を行うデジタル・シネマ・プランを策定します。
  • テクニカラー社は、10年間で最大1万5,000台のデジタル・シネマ・システムを展開すると発表し、興行会社のセンチュリー・シアター社から最初の契約を獲得しました。

TI DLPシネマ・プロジェクション・テクノロジーは、すでに世界各地の映画館で、シャープでクリア、正確できらめくような画像を提供し、数多くの映画ファンに支持されています。DLPシネマ映写機の総設置台数は1,195台を記録し、設置国も世界30カ国に上ります。DLPシネマ映写機で上映できる映画の数も、すでに300を超えました。DLPシネマ・システムは、1999年から映画館での一般上映に使われており、商業ベースでの利用で6年間以上という十分な実績を持っています。
本件の詳細やお近くのDLPシネマ® に関する情報はwww.dlpcinema.com/jpでご覧いただけます。

DLP® 製品について
テキサス・インスツルメンツのDLP® ディスプレイ・テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供し、ビジネス、家庭、プロフェッショナルおよびデジタル・シネマ用映写機(DLP Cinema® )向けの大画面HDテレビやプロジェクタなどに採用されています。現在世界75社以上の企業がDLP® テクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しております。すべてのDLP® チップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP® テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。TIでは1996年の量産開始から現在までDLP® サブシステム累積出荷台数900万台を記録しました。