2006年03月07日
日本TI | 日本TI、業界で最も低い消費電力ならびに小型パッケージの高精度ゼロ・ドリフト・オペアンプ製品ファミリを発表
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日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、高精度、低消費電力、小型パッケージという他に例のない組み合わせを提供する新型ゼロ・ドリフト・オペアンプ製品ファミリ、『OPA333』を発表しました。『OPA333』は2μV(マイクロボルト)の超低オフセット、17 μA(マイクロアンペア)の超低静止時電流、バッテリ駆動を想定した1.8 V(ボルト)から動作可能な電源電圧対応、小型の SC70 または SOT23 パッケージなどの特長を備え、医療用計装機器、温度測定、試験機器、セキュリティ、コンスーマ向けシステムなど、高性能を要求する各種センシング・アプリケーションに最適です。 本件に関する詳細は http://www.tij.co.jp/OPA333(日本語)から参照できます。 TIのハイパフォーマンス・アナログ事業部担当でシニア・バイス・プレジデントのグレッグ・ロウ (Gregg Lowe) は次のように述べています。「TIはアナログ信号コンディショニングおよびプロセス・テクノロジーに関する自社の専門知識を活用し、理想的な高精度アンプ・ソリューションを供給しています。今回発表した『OPA333』製品ファミリは、高い精度、低消費電力、低電源電圧動作、小型パッケージなどに厳しい要求条件を持つ様々な次世代アプリケーションにおいて重要なビルディング・ブロックとなることでしょう」 『OPA333』製品ファミリは TI の高精度ミックスド・シグナル CMOS テクノロジーを使用して製造されており、非常に低いオフセット電圧ならびに、経時および温度変化に対してほぼゼロに近いドリフト特性を同時に提供するオート・ゼロ技術を搭載しています。この製品の高インピーダンス入力は、レール・ツー・レール(正負両電源)電位をそれぞれ 100 mV(ミリボルト)超える同相電圧範囲を備えています。またレール・ツー・レール電位から 100 mV以内までの出力振幅範囲を提供します。電源電圧範囲は 1.8 V~ 5.5 Vです。 『OPA333』は従来使用されていたコンプリメンタリ入力回路で発生するクロスオーバー誤差なしで優れた CMRR(同相信号除去比)を提供します。『OPA333』は、このデザインによって、ADC(アナログ-デジタル・コンバータ)の駆動回路として使用した場合、微分非直線性誤差を悪化させることなく、より優秀な性能を実現できます。 TI は『ADS1110』および『ADS8325』などの ADCならびに、『DAC8551』および『DAC8830』などの DAC(デジタル-アナログ・コンバータ)をはじめとする最先端のシグナル・チェーン・ソリューションを提供します。『OPA333』は『MSP430』超低消費電力マイクロコントローラ製品ファミリとの組み合わせにも最適化されています。 『OPA333』の主な特長
価格と供給について 現在、『OPA333』製品ファミリは量産出荷中で、TI および販売特約店から供給されます。『OPA333』(1回路内蔵)は SC70、SOT23-5 、SO-8パッケージで供給され、1,000 個受注時の単価は 0.95 ドルです。『OPA2333』(2回路内蔵)は DFN 3mm×3 mm角、および SO-8パッケージで供給され、1,000個受注時の単価は 1.50 ドルです。『OPA333』および『OPA2333』は工業用温度範囲の -40 ℃ ~ +125 ℃ で特性が規定されています。 TIの包括的なアナログ・デザイン・サポートの詳細ならびに、最新の『Amplifier & Data Converter Selection Guide』のダウンロードに関しては、http://www.ti.com/analog から参照できます。 |
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