サンプルおよび注文カート | 2006年01月17日
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日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：山崎俊行、略称：日本TI）は本日、IP（インターネット・プロトコル）品質の動的管理システム『PIQUA™ 』（読み：ピクア）を発表しました。『PIQUA』はTIのデジタル・シグナル・プロセッシング（DSP）技術と各種組み込みソフトウェア・ソリューションから構成されるリアルタイム分散型システムです。『PIQUA』の採用により、通信サービス・プロバイダは、IP電話、IPビデオ電話、インターネット・テレビやブロードバンド音楽配信サービスなどにおいて、サービス品質を高めることができます。 『PIQUA』はTIがMotive社やViola Networks社といったパートナー各社との協力により開発したシステムで、IP通信技術の分野に登場する新サービスの適切な管理に不可欠な情報を、高次のレベルで把握することが可能です。この結果、プロバイダは、契約者の満足度を大幅に向上させるとともに、ネットワークの総体的な運営コストを削減できます。 本件に関する詳細はTIのホームページ（www.ti.com/piqua）からもご参照いただけます。 『PIQUA』のリアルタイム分散型システムは、音声やデータ、ビデオといったIPベースの各種サービスの状態をモニタしたり、その品質を向上させたりできるように設計された多くの品質管理要素から構成されます。『PIQUA』は高度なリアルタイム演算の活用により、契約者満足度に影響する品質パラメータを瞬時に評価し、機器メーカとサービス・プロバイダの双方が、変化する通信状況を動的に把握し調整することを可能にします。こうした動的管理は、現在は行われていないか、手動で行われています。『PIQUA』を利用すれば、サービスやデバイス、ネットワークの特定、モニタならびに修復が可能で、エコーや破棄パケット数、ライン遅延などの指標をプロアクティブに管理できます。 米国の調査会社であるYankee Groupのシニア・アナリスト、リンゼイ・シュロス（Lindsay Schroth）氏は次のように述べています。「当社の調査でも、次々と新しい通信サービスが登場しており、増大を続ける加入者へのシステムのインストールと管理、サポートを、優れたコスト効率で実現させることが次第に困難になっている実情が明らかになっています。『PIQUA』はコスト効果に優れたソリューションとなる組み込み型管理ツールであり、これによってサービス・プロバイダは運営コストを従来よりも効果的に管理できるとともに、契約者の満足度をより明確に把握できるようになります」 今日までIPは、データ・ネットワーキングとの関連で語られるか、あるいは従来型の電話サービスに対するコスト効果が高い代替技術として、消費者や事業者に相応のコスト削減とパフォーマンスを提供する音声通信として認識されていました。これに対してTIでは、『PIQUA』によって、契約者の現状の不満を解消したいと考えています。そして、音声やビデオ、ホーム・ネットワーキングにおけるIPの優位性を高め、従来型サービスでは不可能な、デジタルならではの高品質と高機能の提供を企図しました。『PIQUA』のリアルタイム診断ツールと履歴レポート機能は、トレンドを把握し、契約者に影響が出る前に問題を回避する際に有用です。 TIのDSPシステム担当副社長のグレッグ・デラギ（Greg Delagi）は次のように述べています。「シリコンおよび組み込みソフトウェアについてTIが持つ強みを活用した結果、サービス・プロバイダに対し、新種のIPサービスを展開し運営コストを大幅に削減しつつ高い顧客満足を得られる独自の機会を提供できるようになったのです。『PIQUA』は現在、音声品質の管理を中心に考えていますが、ビデオやホーム・セキュリティ、ホーム・オートメーションといったIPベースの通信アプリケーション全般も、『PIQUA』によって大幅な改善が可能な分野だと考えています」 TIでは現在、機器メーカ、受託設計サービス会社、サードパーティ・サプライヤとのネットワークを構築し、『PIQUA』をソリューションに組みこむにあたって必要なツールを提供しています。『PIQUA』が実装されたVoIP関連の最終製品が顧客各社やサードパーティから市場化されるのは、今年の後半となる予定です。 なおTIには、ビデオ配信やサービスの使い勝手を高める機能など、あらゆる形態のIPネットワーク通信を高める長期的アプローチのソフトウェア開発ロードマップがあります。 |
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| ※PIQUAはテキサス・インスツルメンツの商標です。その他全ての登録商標または商標はそれぞれの所有者に帰属します | |||||
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