ニュースリリース

コダックの2眼レンズ搭載デジカメ『V570』ほか2種にTIのDSPが採用に

2006年01月13日

日本TI | コダックの2眼レンズ搭載デジカメ『V570』ほか2種にTIのDSPが採用に

～TIのデジタル・メディア・テクノロジーにより
より高い画像品質および、よりスムースなビデオを実現～

ご参考資料（米国時間2006年1月4日発表　抄訳）

SCJPR-06-008 2006年1月13日

テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称： TI）は、TIのデジタル・メディア・プロセッシング・テクノロジーが、イーストマン・コダック社（以下コダック社）の『EasyShare』カメラ新製品3機種に採用されたことを明らかにしました。コダック社の『EasyShare V570』、『EasyShare C663』、『EasyShare Z650』カメラ専用に設計された『Kodak Color Science』イメージ・プロセッシング・チップは、TIの半導体テクノロジーとコダック社のアルゴリズムを合わせた高性能チップです。このチップの搭載により、新製品3機種は撮影した写真やビデオをネットワーク経由で簡単にプリントできるほか、高画質、カメラ本体での写真編集機能、テレビ並みの高品質のビデオ/オーディオ機能をはじめ、さまざまな高機能を持つ『EasyShare』ブランドの最先端の特長を受け継ぎます。さらに、これら3機種は、エンドユーザのニーズに最適の品質を提供する独自の特長を兼ね備えています。

TIのデジタルカメラ・マーケティング担当のカニカ・フェレル（Kanika Ferrell）は次のように述べています。「高い柔軟性を備え、差別化したプラットフォームを提供するTIのデジタル・メディア・プロセッサは、コダック社が多機種の『EasyShare』製品を開発するサポートをいたしました。コダック社の最先端アルゴリズムと、TIの高性能デジタル・メディア・プロセッサを組み合わせて実現された『Kodak Color Science』イメージ・プロセッシング・チップは、『EasyShare』製品の重要な特長を継承しながら、複数の市場分野に対応する多機種のカメラ製品に搭載されています」

コダック社が新しい『EasyShare』カメラにTIのDSP（デジタル・シグナル・プロセッシング）テクノロジーを搭載したことによって、これらのカメラはシーンのバランス、トーンのスケーリング、フレア補正、ノイズ・リダクション、赤目除去、テレビ品質のMPEG-4 ビデオ、カメラ本体での写真編集、最適化されたJPEG 圧縮をはじめとする数多くの差別化した機能を提供できるようになりました。

世界初のデュアル・レンズを搭載した『EasyShare V570』デジタルカメラ
コダック社が特許を取得した『KODAK RETINA』デュアルレンズ・テクノロジーを搭載した『EasyShare V570』カメラは、 23 mmの超広角レンズと、39 - 117 mmの光学ズームレンズを1インチ（25.4 mm）以下の薄さのコンパクトなパッケージに収めています。
超広角レンズと、5倍のズーム範囲を持つ光学ズームレンズを併せ持つ『EasyShare V570』カメラは、集合写真、遠景、ポートレート、クローズアップなどのさまざまなシーンに最適です。カメラ・ボディからはみ出さないプリズム方式の『SHNEIDER-KREUZNACH C-VARIOGON』重ね光学ガラスレンズを搭載し、コンシューマ向けデジタルカメラ分野において、広い画角と洗練された機能を提供します。

『Kodak Perfect Touch』テクノロジーを初搭載した『EasyShare C663』デジタルカメラ
コダック社の『EasyShare C663』カメラは6.1メガピクセル（610万画素）の解像度、大型の2.5 インチ液晶スクリーン、『SHNEIDER-KREUZNACH VARIOGON』3倍光学ズームレンズなどの特長を備え、特許技術である『Kodak Perfect Touch』テクノロジーを搭載した最初の製品となりました。これまでコダック社のプリンタ、コダック・キオスク（店頭の画像サービス端末）、専門の写真ラボの現像のみ利用可能であった革新的な機能（画像の明るい部分に影響を与えずに暗い部分のディテールをより明確に浮き出させ、より良好で明るい画像を作成）を、カメラ本体のボタンに触れるだけで利用できます。この機能は、フラッシュの照射範囲外や逆光などの条件で撮影された露出不足の画像の処理に最適です。

10倍の光学ズームレンズを搭載した『EasyShare Z650』デジタルカメラ
コダック社の『EasyShare Z650』デジタル・ズーム・カメラは『SHNEIDER-KREUZNACH VARIOGON』10倍光学ズームレンズと6.1メガピクセルの解像度で、高い性能と数多くの写真機能を提供し、ディテールに富む遠景写真や、素晴らしいポートレートの撮影を実現します。

次世代のデジタルカメラ製品を実現するTIのデジタル・メディア・テクノロジー
TIのデジタル・メディア・プロセッサは、コダック社をはじめとするカメラメーカー各社の高性能、高機能で革新的な製品開発をサポートします。デジタル・メディア・プロセッサは、デジタルカメラの各種アプリケーション向けに最適化され、高効率、低消費電力を提供する『TMS320C54x™ 』DSP（デジタル・シグナル・プロセッサ）コア、『ARM® 』 RISCプロセッサ、ビデオおよび画像処理用のコプロセッサなどを内蔵し、カメラメーカー各社のポータブル・イメージング製品およびマルチメディア製品の機種拡大を実現します。

TIのデジタル・メディア・プラットフォーム製品の詳細に関しては、http://www.ti.com/dsc （英文）から参照できます。コダック社の『EasyShare』製品およびサービスの詳細に関してはhttp://www.kodak.com/go/EasyShare （英文）から参照できます。