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TIがXM 衛星ラジオ対応リファレンス・デザインを発表

2006年01月06日

日本TI | TIがXM 衛星ラジオ対応リファレンス・デザインを発表

~『TMSDA295』ベース、ポータブル・オーディオ市場向け~
(米国時間2005年1月5日)抄訳 SCJPR-06-005 2006年1月6日
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は本日、『TMS320DA295』のポータブルハードディスクオーディオプレイヤのリファレンス・デザインが、米国の衛星ラジオサービスであるXM社(XM Satellite Radio)の「Connect and Play technology」をサポートする初のアーキテクチャとなることを発表しました。車の中、家の中、外出時などいかなる環境下でも、コンシューマはMP3プレーヤ経由でXMラジオ放送を生で聴けるようになり、さらにXM社の様々なコンテンツをタイム・シフティング・モードでダウンロードできます。本件の詳細についてはTIのホームページ(http://www.ti.com/portableaudio9 英文)をご参照ください。

TIのポータブル・オーディオ&インフォテインメント・ビジネス・マネージャであるクリス・シェアバウム(Chris Schairbaum)は次のように述べています。「衛星ラジオは非常にコンシューマの関心を集めております。XM Connect and Playを加えることはポータブル・デジタル・オーディオの進化における自然な流れであり、コンシューマは重要かつ圧倒的なコンテンツ・ソースにアクセスできるようになります。XM Connect and Play Passportは、ポータブル・オーディオ・プレーヤーの次世代モデルを差別化させる重要な特長となることでしょう」

TIの『TMS320DA295』リファレンス・デザイン・プラットフォームは、プログラマブルなアーキテクチャを開発者に提供します。これによって開発者は、市場投入期間を短縮しBOM(部品コスト)全体を削減しながら差別化された製品を設計できます。『DA295』リファレンス・デザインは、HDD、カラーLCD、NTSCデコーダ、FMチューナーなどのハードウェアを装備し、あらゆる種類のオーディオ・コーデック(AAC, AAC Plus*註, MP3, WMAなど)の再生、ライン入力やFMチューナーからの録音、JPEG静止画の再生や、最新のデジタル著作権管理(DRM)技術にも対応しています。USB 2.0 high speed On-The-Goをサポートしているので、PCだけでなくあらゆるUSB機器との接続が可能です。

『TMS320DA295』デジタル・オーディオ・プロセッサは、ヘッドフォン・アンプ、ステレオDAC、USB2.0、その他のキー・ペリフェラル群などを高集積しています。『DA295』プロセッサは、電力やクロック・スピードを柔軟に変えられるため、より高効率であり、45時間もオーディオを連続再生できます。

XM 社のテクノロジー・アンド・エンジニアリング担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントStell Patsiokas博士は次のように述べています。「このリファレンス・デザインが当社の加入者にさらにフレキシビリティとフィーチャを与えてくれることを非常に嬉しく思います。TIは当社の非常に重要なパートナーであり、同社のリファレンス・デザイン戦略とプロセッサ・デザインにおける高い専門能力は、当社がコンシューマに提供したいと思っているコスト効率の良さや先進機能をもたらしてくれるものです」

供給について
XM Connect and Playに対応した『DA295』リファレンス・デザインのベータ版は本日より入手可能です。

*註: AAC Plus : XM社の採用するオーディオ・コーデック
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