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TI、DLP® 1080p (HDTV)向け新チップセットにLEDテクノロジーを搭載

2006年01月06日

日本TI | TI、DLP(r) 1080p (HDTV)向け新チップセットにLEDテクノロジーを搭載

SCJPR-06-001 2006年1月6日
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は本日、DLP® HDTVテクノロジーの画質を大幅に高めるLEDテクノロジーを搭載したDLP® HDTVソリューションと最新HDTVチップセットを発表しました。新HDTVチップセットはBrilliantColor™ (ブリリアントカラー)技術を加えることにより高画質化が可能になり、またシュリンクにより魅力的な価格が設定可能となります。さらにLED光源の採用により、HDTVメーカ各社はより高画質な製品を提供できるようになり、コンシューマの選択肢がひろがります。

LED光源エンジンを搭載した初のDLP® HDTVは、サムスンから2006年中に北米市場にて出荷される予定です。DLP® HDTV向けに高効率LEDテクノロジーを集積することでNTSC TV規格を上回る130パーセント近くの彩度を提供します。また、インスタント・オン/オフ機能を提供し、サムスンの高性能HDTVソリューションにおけるDLP® のリーダーシップがさらに強化されます。LED光源を得たDLP® テクノロジーは、本来の速度を十二分に発揮できるようになるとともに、カラー・リフレッシュ・レートがTVの標準フレーム・レートの48倍まで上昇します。これによって、DLP® テクノロジーの応答速度がより速くなり、動きの速いスポーツやビデオゲームに適したTV技術を実現することができます。

TIはコンシューマに最高の映像体験を低価格で提供し続けるため、0.45インチの720p DLP® チップと0.65インチの1080pDLP® チップという2種類の新型チップセットを発表しました。これらはいずれも、DLP® HDTVアプリケーションに最適化されたBrilliantColorテクノロジーを搭載しています。これはDLP® によるカラー処理を3色から6色に拡大できる技術で、200兆色という驚異的な色彩が再現可能になるとともに、画面の全体照度を最大で50%も向上します。これらのチップセットで水準の彩度と総合的な画質の向上が低価格で得られることになるため、大画面TVにおけるDLP® HDTVの価格競争力は、今後も維持できるものと考えられます。

NPDによる北米販売データ調査によると、1080p TV分野において2005年に最もよく売れた技術がDLP® です。1080解像度は放送規格、ゲーム機器、TIがサポートするHD DVD規格までの広範に渡ってコンテンツを増やしつつある高品位規格です。また同じくNPDグループによると、DLP® は2005年第4四半期(11月末まで)において、TVメーカに最もよく提供されたマイクロディスプレイ技術です。

DLP® 製品について
テキサス・インスツルメンツのDLP® ディスプレイ・テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供し、ビジネス、家庭、プロフェッショナルおよびデジタルシネマ用映写機(DLP Cinema® )向けの大画面HDテレビやプロジェクタなどに採用されています。現在世界75社以上の企業がDLP® テクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しております。すべてのDLP® チップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP® テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。TIでは1996年の量産開始から現在までDLP® サブシステム累積出荷台数850万台を記録しました。