2005年12月13日
~複数のスイッチ機能をワンチップで提供し、システムの実装スペースおよび コストを削減する業界初の新型デバイス~
SCJPR-05-107 2005年12月13日
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、DVI(デジタル・ビデオ・インターフェイス)、HDMI(高品位マルチメディア・インターフェイス)向けの新型ビデオ・スイッチ製品、『TMDS341』および『TS3DV520』を発表しました。『TMDS341』は最高3個までの DVI/HDMI ポートを1個のディスプレイ入力端子向けに切り替えが可能な製品です。また『TS3DV520』は 2:1 ビデオ・スイッチ・アプリケーション向けのワンチップ、5チャネル・ソリューションを提供し、市場投入時間を短縮します。両製品共にデジタル・テレビ、オーディオ/ビデオ・レシーバ機器、キーボード/ビデオ/マウスなどの切り替え製品において、基板実装面積ならびにシステム全体のコストを削減します。 『TMDS341』に関する詳細は http://www.tij.co.jp/tmds341 (日本語)から、『TS3DV520』に関する詳細は http://focus.ti.com/docs/prod/folders/print/ts3dv520.html (英文)から参照できます。
『TMDS341』はシグナル・コンディション機能およびスイッチ機能を提供する 3 ポートのデバイスであり、そのそれぞれのポートが 4 チャネルのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling、映像信号のデジタル伝送方式)信号、1個のホット・プラグ・デテクタおよび I2C インターフェイスをサポートしています。個々の TMDS チャネルは最高 1.65 Gbps(ギガビット/秒)の信号伝送レートを提供します。『TMDS341』は固定の8 dB(デシベル)の入力イコライゼーションおよび、ON/OFF可能な 3 dBの出力デ・エンファシスを提供し、5 m(メートル)を越える長さのDVI 準拠ケーブル使用時にシステム性能を最適化できます。
『TS3DV520』は、差動高速信号に対応した5 チャネルの 2:1 マルチプレクサ/デマルチプレクサを内蔵するデジタル・ビデオ・スイッチです。この製品は2系統のDVI、HDMI、そしてLVDSの信号をセレクトし、入力された信号を歪ませることなく出力します。また逆に、1系統の信号を、2つに振り分けることも可能です。各チャネルは2.4 Gbpsと広帯域であり、DVI/HDMI アプリケーションにおいて主に使用される1.65 Gbpsの TMDS 信号の伝送に最適です。『TS3DV520』は、コントロール信号1つでビデオ信号の切替えが容易に制御でき、信号切り替えが必要なビデオ・アプリケーションに最適です。
『TMDS341』の主な特長
『TS3DV520』の主な特長
供給、価格、パッケージについて
『TMDS341』は現在量産出荷中で、日本TIおよび販売特約店から供給されます。この製品は80 ピンTQFP(ティン・クワド・フラット)パッケージで供給され、1,000個受注時の希望小売単価は3.50ドルです。『TS3DV520』は現在サンプル出荷中で、56 ピンQFN(クワド・フラット・ノーリード)パッケージで供給され、1,000個受注時の希望小売単価は2.30ドルです。
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