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TI 、VoIP製品の累計出荷数が1億5,000万ポートを突破

2005年09月21日

~急拡大するVoIP市場においてリーダー的地位を確保~

~急拡大するVoIP市場においてリーダー的地位を確保~

SCJPR-05-079 2005年9月21日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は本日、同社のVoIP製品の出荷実績が累計1億5,000万ポートを突破し、引き続き市場におけるリーダーシップを維持していることを発表しました。TIはIPテレフォニーが普及し始める初期からVoIPソリューションを提供しているリーディング・サプライヤであり、この10年間におけるVoIPの急激な成長において顕著な役割を果たしています。TIは現在、世界各国の通信機器メーカや設計者に向けて、同社のDSP技術と数々の賞を受けたVoIP向け『Telogy® Software』を基に構築した、業界で最も堅牢かつ広範囲にわたる、音声、ファクスならびにビデオの包括的なIPソリューションを提供しています。

米国Vonage Holdings 社のCTO(最高技術責任者)であるルイス・ママコス(Louis Mamakos)氏は以下のように語っています。「VoIPの市場概況がここ数年で大きく様変わりしてきた中、当社が機能面や性能面に優れた様々なデバイスを顧客に提供できるよう、TIは高品質のテクノロジーの供給を通じて当社の力となってくれました。当社は現在、世界各国に100万回線を有しており、実質的に全ての顧客の通話がTIの実績ある技術を介して行われていることになります。当社とTIの協業は、VoIP市場における両社の存在感の確立に役立ちました」

VoIP市場におけるTI
TIは1990年代からエンタープライズ市場向けにVoIP向け製品の開発を始めており、VoIPの草創期から積極的に市場を開拓してきました。当時は各社がネットワーク上の異なるタイプのデータを統合し始めたばかりでしたが、インターネットの普及により、各社は共通のデータ転送方式の確立に向けて動き始めました。こうした動きに伴い、業界が単なるデータのやりとりから多種多様なアプリケーションの転送や実行を実現する共通方式へと急速に変化していくことは明らかでした。TIは当時からVoIP向け製品群を拡充し、現在IP電話からレジデンシャル・ゲートウェイ(RG)、企業向けゲートウェイ、高密度インフラストラクチャ機器、VoIP対応ケーブル/DSL機器まで、市場のあらゆるセグメントに向けたソリューションを供給しています。さらに今後、ブロードバンド・テレフォニーがメインストリームの市場へと移行する際にも、TIはIPベースの音声機能およびビデオ機能付き家電製品に向けて、ソフトウェアとシリコンから成る新しいVoIPソリューション・ファミリを提供できるという好位置についています。

VoIP市場動向
2005年8月に刊行されたIDCの調査報告書(Worldwide VoIP Semiconductor 2004 Vendor Market Shares report)によると、TIはVoIPにおいて、「特にPBXとゲートウェイ・ソケットにおける強力なDSP製品群により(「」内は報告書からの引用)」、CPE(宅内通信装置)ゲートウェイ向けVoIP市場において大きなシェアを確保し続けており、全てのレジデンシャルおよびエンタープライズVoIPゲートウェイの80パーセント以上にTIの技術が採用されています。TIはIP電話関連技術に基づくソリューションを世界の大手メーカに出荷し、IP電話のセグメントにおいて市場の過半数のシェアを確保し続けています。現在、TIは3Com、アルカテル、アリス(Arris)、オーディオコーズ(AudioCodes)、シスコ・システムズ、エリクソン、ジェネラル・バンドウィズ(General Bandwidth)、LG 電子、マイテル(Mitel)、モトローラ、ネットギア(Netgear)、ノーテル、クアンタム、シーメンス、ソヌス・ネットワーク(Sonus Networks)、ヴィテック(Vtech)といった世界の主要VoIP機器メーカ各社にソリューションを提供しています。

累計出荷1億5000万ポートを支えた数々の実績
VoIPにおける10年以上の実績と顧客とのやりとりを通じ、TIはパケット・テレフォニーの開発において、多くの分野で業界標準を打ち立てました。TIはVoIPソフトウェアおよびシリコンのプロバイダとして早い時期から下記のような実績を打ち立てています。

  • DSPハードウェアならびにソフトウェアからなる包括的なIP電話向けソリューションのデモンストレーションを業界で初めて実施
  • 組み込み型メディア・ターミナル・アダプタ・アプリケーション群である「PacketCable 1.0 」VoIPケーブルでCableLabs社の認定を取得
  • AES暗号アルゴリズムをDSPに実装
  • VoIP製品累計出荷1億ポート以上を記録
  • T.38 (FAX通信標準化のための規格)の採用を業界内に働きかけ
  • 充実したサード・パーティ・ネットワークに参加する機会をVoIP開発者に提供

TIのブロードバンド・ソリューション
シグナル・プロセッシングに基づくシリコンとソフトウェアから成るTIの先進的なプラットフォームは、ブロードバンド通信ソリューションを開発するOEM各社に向けて、ケーブルモデム、デジタル加入者線(DSL)モデム、統合アクセス端末(IAD)、VoIPゲートウェイ、通信事業者向けインフラストラクチャ、家庭ならびに企業向けワイヤレス・ネットワーキングなどの次世代製品を短期に開発し差別化を図れるよう、最適化されたパフォーマンス、電力消費量の低減、システムレベルの統合を提供します。なお本件に関する詳細はTIのホームページ http://www.ti.com/broadband(英語)から参照できます。

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