TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、フロント・プロジェクタ向けDLPR 1080pチップを発表

2005年09月13日

~テレビに続きプロジェクタのHD対応も実現~

~テレビに続きプロジェクタのHD対応も実現~

SCJPR-05-076 2005年9月13日

日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、フロント・プロジェクタ市場向けに1080p解像度(1920×1080ドット)チップセットを発表しました。HD解像度規格である1080は、放送、ゲーム、高品位(HD)ビデオプレーヤーなど、近い将来、多くのアプリケーションへの採用が見込まれています。TIでは1チップおよび3チップ方式のフロント・プロジェクタ向けDLP 1080pチップの投入により、細部にいたるまで優れた表現力を持つHDフロント・プロジェクタの製品化を後押しします。

調査会社 パシフィック・メディア・アソシエイツ社(PMA)によると、米国ではコンスーマ向けフロント・プロジェクタ市場の69.8パーセントをDLPテクノロジーが占めています(2005年第2四半期現在)。DLP 1080pチップセットは、TIのDLP 720p HD製品に加え、フロント・プロジェクタ分野で最上のHDを実現します。720pと1080pプロジェクタの幅広い選択肢が市場に出ることで、コンスーマは価格と求める機能にあったHD製品を選択できるようになります。さらに、成長を続ける480pと576p解像度のDLP製品も、現行のDVDおよびゲーム規格に優れた視覚体験を提供します。プロジェクタ・メーカー各社からDLP 1080pテクノロジーを搭載したフロント・プロジェクション製品の市場投入が予定されています。

1080p DLP チップは、今夏発表したBrilliantColor™ (ブリリアント・カラー)テクノロジーに対応しています。最高6種類までのカラー処理を行う同テクノロジーは、ビデオおよび自然風景などに多い中間色の画像において50パーセントを超える輝度の向上を実現し、より生き生きとした色彩を実現します。

DLPテクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLPディスプレイ・テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供し、ビジネス、家庭、プロフェッショナルおよびデジタルシネマ用映写機(DLP Cinema® )向けの大画面HDテレビやプロジェクタなどに採用されています。現在世界75社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しております。すべてのDLPチップの中核には、最大200万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。TIでは1996年の量産開始から現在までDLPサブシステム累積出荷台数700万台を記録しました。

関連リンク  
DLP® 製品 トップページ

※ DLP、Digital Light Processingはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。その他の製品及び名称は、それぞれの所有者の商標もしくは登録商標です