2005年09月05日
~今後18ヶ月間で50種以上の新製品を投入~
SCJPR-05-072 2005年9月5日
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、同社の超低消費電力マイクロコントローラ(MCU)製品である『MSP430』シリーズの大幅な強化を発表しました。今後一年半(18ヶ月間)で同シリーズに50種類以上の新製品を投入し、製品ポートフォリオを拡充する計画です。TIの高性能16ビットRISCマイクロコントローラである『MSP430』シリーズは、業界でも群を抜く超低消費電力性を大きな特長の一つとしています。今回の強化は、特に小型・携帯型アプリケーションにおけるマイクロコントローラの需要増に応えたものです。『MSP430』シリーズの強化に関する詳細は、TIのホームページ www.ti.com/msp430expansion (英語)から参照できます。
日本TIでは『MSP430』シリーズの拡充により、民生・産業の両分野において小型・携帯型アプリケーションへのいっそうの浸透をはかります。今後予定されている製品計画の一例は以下の通りです。
なお新製品は全て『MSP430』シリーズの現行製品との100%のコード互換性を確保しているため、メーカはこれまでの『MSP430』ベースの開発投資を無駄にすることなく、一つのプラットフォームで幅広いアプリケーションの設計・開発が可能です。
携帯型アプリケーションの需要増が追い風に
マイクロコントローラの顧客であるメーカ各社は、優れた低消費電力性能、高い処理性能、使い勝手の良さの全てを兼ね備えた製品を求めています。米国の調査会社であるIn-Stat社の主席アナリストであるマックス・バロン(Max Baron)氏は次のように述べています。「携帯型アプリケーションは民生・産業用途ともますます高度なものになっており、そのバッテリ電力への需要は今日のバッテリ容量の進歩を遥かに上回っています。電力消費量を極めて低く抑える必要があるシステムに向けて設計されたTI の『MSP430』シリーズは、バッテリを効率的に使用し、消費電力を低く抑えられるスタンバイ状態をより長く作り出すことが求められる携帯型アプリケーション向け電源管理において、業界の水準を上回っています。同シリーズは、マイクロコントローラとしての処理をより少ない消費電力で実行すると同時に、ウェイクアップならびにパワー・シーケンス・デバイスとしてそれを採用する高性能システムでの電力消費量を抑制できます。」
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