～新製品を投入し、DLPチップセット製品ラインナップを拡充～

SCJPR-05-061 2005年7月26日

日本テキサス・インスツルメンツ株式会社（本社：東京都新宿区、社長：山崎俊行、略称：日本TI）は、DLP ™ フロント・プロジェクタにおいてWXGA（1280×768）の高解像度を実現する『DLP .65 』チップセットを発表しました。これにより、同社のDLP™ チップセットの製品ラインナップが拡充され、プロジェクタ・メーカー各社はより多岐にわたるチップセットの中から、最終製品の市場における差別化をふまえて、最適なチップセットを選択できることになります。TIではDLP™ チップセットの製品ラインナップを増やしつつあり、現在、フロント・プロジェクタ製品の設計・生産用途に向けて、SVGA、XGA、WXGA、SXGA+、480p、576p、720pにそれぞれ対応するDLP™ チップセットを用意しています。

新しい『DLP™ .65 WXGA』チップをプロジェクタに用いることで、1つの投影画面に複数のワークシートやスプレッドシートを表示でき、プレゼンテーションの効果が高まります。WXGAではまた、ネイティブ720p HD表示も可能です。このため、ビジネス・プレゼンテーションにおけるマルチメディア・コンテンツの活用が進むと共に、同じプロジェクタを家庭でも利用することが可能です。

『DLP™ .65 WXGA』チップは、『DDP3020』イメージングASICと互換性を持っており、グラフィックスやビデオの再現性を最適化し、色再現処理の性能を高めるとともに、2Dキーストーン補正機能やピクチャー・イン・ピクチャー機能も搭載しています。DLP™ を採用するメーカーは、既存または新しく量産される『.7オプティカル・プラットフォーム』を活用することにより、今回発売したチップセットを使って、低コストで高性能なソリューションを提供できるようになります。

DLP™ 製品はフロント・プロジェクション市場において顕著な伸びを見せています。調査会社 パシフィック･メディア･アソシエイツ社（以下PMA社）によると、DLPテクノロジーの同市場におけるシェアは、11四半期連続で増加しており、2005年第1四半期には世界全体で47％に達しました。

DLP™ テクノロジーの長所は、群を抜く画質安定性、焼きつきや色あせがないこと、深みのある濃厚な色彩、業界をリードする驚異的なコントラスト比などです。こうした長所が評価され、DLP™ テクノロジーを採用するメーカーが増えています。 また、DLP™ テクノロジーの高速な応答速度により、スポーツやライブ・アクションなど動きの速い映像も、モーション・ラグなしにスムーズに高画質再生できるワンチップ・アーキテクチャが実現可能です。

DLP™ テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP™ ディスプレイ・テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供し、ビジネス、家庭、プロフェッショナルおよびデジタルシネマ用映写機（DLP Cinema™ ）向けの大画面HDテレビやプロジェクタなどに採用されています。現在世界75社以上の企業がDLP™ テクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しております。すべてのDLP™ チップの中核には、最大200万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP™ テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。TIでは1996年初頭の量産開始から現在までDLP™ サブシステム累積出荷台数600万台を記録しました。

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