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日本TI、『Auto-Track』シーケンス機能を搭載した出力電流 2.25 Aおよび 3 Aの『Point-Of-Load-Alliance』 互換パワー・モジュールを発表

2005年07月11日

SCJPR-05-055 2005年7月11日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、『Auto-Track™』シーケンス・テクノロジーを搭載した出力電流 2.25 A(アンペア)および 3 Aの非絶縁型プラグイン・パワー・モジュール、『PTH08000W』および『PTH04000W』を発表しました。これらのパワー・モジュールは『Point-Of-Load-Alliance』規格との互換性を持ち、高速動作のマイクロプロセッサ、FPGA、ASICならびにTIの『TMS320™』 DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)などを搭載する工業用およびデータ通信システムの電源系設計を簡素化できます。本件に関する詳細は www.ti.com/sc05143 (英文)から参照できます。

『PTH08000W』および『PTH04000W』の各プラグイン・パワー・モジュールは出力電圧可変であり、最高 94 %の電力変換効率で 0.9 Vまでの最低出力電圧をサポートします。これらの高い柔軟性を持つコンバータは、ユニークな『Auto-Track』シーケンス機能を搭載し、電源の立ち上がり時、および切断時に複数のモジュールの出力電圧を相互に、または共通の外部電圧に追従して変化させることができます。

『PTH08000W』の入力電圧範囲 は4.5 V ~ 14 V、出力電圧範囲は 0.9 V ~ 5.5 V、最大出力電流は 2.25 Aであり、12 Vの電源分配バスを使用するシステムに最適です。『PTH04000W』の入力電圧範囲は3 V ~ 5.5 V、出力電圧範囲は 0.9 V ~ 3.6 V、最大出力電流は 3 Aで、3.3 Vまたは 5 Vの電源分配バスを使用する工業用、医療用、試験・計測用などのシステムを高い変換効率でサポートします。

両方のパワー・モジュール共に、on/off制御機能、過熱保護、過電流保護、UVLO(電圧低下ロックアウト)などの電源保護機能を内蔵しています。

『PTH08000W』および『PTH04000W』パワー・モジュールの主な特長

  • 入力電圧範囲: 4.5 V ~ 14 V(『PTH08000W』)、 3 V ~ 5.5 V(『PTH04000W』)
  • 出力電圧範囲: 0.9 V ~ 5.5 V(『PTH08000W』)、0.9 V ~ 3.6 V(『PTH04000W』)
  • 最大出力電流(周囲温度 +85 ℃): 2.25 A (『PTH08000W』)、3 A (『PTH04000W』)
  • 高い電力変換効率: 最大 94 %
  • on/off 制御機能
  • UVLO (電圧低下ロックアウト)機能
  • 出力過電流保護(ラッチなし、自動復帰)
  • 過熱保護
  • 動作温度範囲: -40 ℃~ +85 ℃
  • 表面実装パッケージ
  • 『Point-Of-Load-Alliance』製品との互換性を提供
  • アプリケーション: 通信、計測、汎用回路など

供給と価格について
現在、『PTH08000W』および『PTH04000W』の各パワー・モジュールは量産出荷中でTIおよび販売特約店から供給されます。スルーホールおよびロープロファイルの両面表面実装パッケージを供給可能です。『PTH08000W』および『PTH04000W』の1,000個受注時の希望小売単価は4.50ドルです。アプリケーション・ノート、リファレンス・デザイン、TIのパワー・マネジメント・セレクション・ガイドの供給に関しては、 http://power.tij.co.jp (日本語)から参照できます。

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