サンプルおよび注文カート | 2005年06月01日
SCJPR-05-046 2005年6月1日
日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：山崎俊行、略称：日本TI）は本日、『Point-Of-Load-Alliance』製品と互換性を持ち、革新的なマルチフェーズ・スイッチング・トポロジーを搭載した業界初の出力電流50 A（アンペア）および60 Aの非絶縁型プラグイン・パワー・モジュール、『PTH12040』および『PTH04040』を発表しました。これらのパワー・モジュールは小型で最高96 %の電力変換効率を実現する、すぐに使用できる製品であり、現在の進歩したコンピューティング・プラットフォームおよびサーバなどに搭載される、最も高密度の電源システムに最適です。本件に関する詳細は http://www.tij.co.jp/mcudetail/pth_family.html から参照できます。 
『PTH12040』および『PTH04040』の各プラグイン・モジュールは、広い入力電圧範囲と『Auto-Track™』シーケンス機能を組み合わせ、広いアプリケーションに採用されているTIの『PTHxx』非絶縁型モジュール製品ファミリをさらに拡張するものです。ユニークな『Auto-Track』機能によって、電源の投入時および切断時に複数のモジュールの出力電圧を相互に、あるいは共通の外部電圧に同期させることが可能です。
『PTH12040』の入力電圧範囲は8 V（ボルト）～ 14 V、出力電圧範囲は0.8 V ～5.5V、出力電流は最大 50 Aであり、比較的変動率の大きな12 Vの中間電源分配バスを持つシステムに最適です。『PTH04040』の入力電圧範囲は2.95 V（ボルト）～ 5.5 V、出力電圧範囲は0.8 V ～3.6V、出力電流は最大 60 Aであり、3.3 V系または 5 V系の電源分配バスを使用する進歩したコンピューティング・システムを高効率でサポートします。
これらのパワー・モジュールはTIの『Auto-Track』シーケンス・テクノロジーに加えて、on/offインヒビット機能、マージン・アップ/ダウン制御をはじめとした進歩した機能も搭載しています。出力電圧の差動リモート検出機能によって、負荷電圧を高い精度で安定化できます。また出力の過電流および過熱シャットダウン機能によって、負荷のほとんどの故障に対する保護を実現できます。さらに、『PTH12040』および『PTH04040』はプログラマブルの電圧低下ロックアウト機能も搭載しており、動作開始スレッシュホールド電圧もカスタマイズできます。
『PTH12040』および『PTH04040』の主な特長
『Point-Of-Load-Alliance』製品との完全な互換性を提供
2003年に発表されたTIの『PTHxx』ファミリの非絶縁型プラグイン・モジュール製品は『Point-Of-Load-Alliance』規格と完全な互換性を備えています。『Point-Of-Load-Alliance』の会員各社は、同一の実装面積と形状を持つ進歩した非絶縁型モジュールをお客様に提供します。『Point-Of-Load-Alliance』互換デバイスは完全な相互動作性を提供し、お客様に真のセカンドソース製品を供給します。
価格、パッケージ、供給について
『PTH12040』および『PTH04040』の各プラグイン・モジュールは現在、量産出荷中でTIおよびTIの販売特約店から供給されます。両モジュールはスルーホール、ロー・プロファイルの両面表面実装パッケージで供給されます。1,000個受注時の単価は『PTH12040』が35ドル、『PTH04040』が35ドルです。アプリケーション・ノート、リファレンス・デザインに関しては http://power.ti.com（英文）から参照できます。
ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。 （www.tij.co.jp/analog）
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