～大画面HDTV業界に新時代への幕開けをもたらす1080p方式TVの量産出荷～

SCJPR-05-034 2005年4月13日

テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、CEO：リッチ・テンプルトン、略称： TI）は、1920 x 1080 ドットの高品位 （HD）解像度を持つDLP™ TVテクノロジーの量産品質評価試験が完了し、顧客メーカー各社向けに量産出荷中であることを発表しました。DLP™ TVは米国市場に供給される最初の1080p方式（走査線1080本のプログレッシブ方式）の量産テレビとなると見られ、手頃な価格の1080p DLP™ TVは早ければ本年　7月には流通すると予想されています。

これまでにLG、三菱電機、サムスン、東芝などの大手メーカー各社が1080p DLP™ TVの製造を発表しています。三菱電機は本日、米国フロリダ州オーランドで開催中の同社製品発表会において、業界で始めて1080p DLP™ TVを搭載した52インチ～73インチの新型モデル 5機種を公式に発表します。1080p DLP™ TV製品は、現在、世界の20社を越える顧客各社が75機種以上を市場出荷している720p高品位DLP™ TV製品を補完して行くと予想されます。

1080p DLP™ チップは、顧客メーカー各社の製品差別化することができる、以下の数々の特長を持っています。

• SharpPicture® テクノロジー
  『SmoothPicture™ 』テクノロジーと同時に動作し、鮮鋭でありながらも滑らかで切れ目のない映像を提供する輪郭強調処理です。
  
  
• DynamicColor™ テクノロジー
  スキントーンに影響を与えずに色彩およびコントラストを強調し、よりリアルな映像再生を実現します。
  
  
• DynamicBlack™ テクノロジー
  グレースケールの暗部映像表現力を最高4倍まで大幅に増加させ、暗いシーンおよび映像のディテールを鮮明にし、顧客メーカー各社において5000:1を越えるコントラスト比を実現できるシステム・レベルのソリューションです。
  
  
• DarkChip3™ テクノロジー
  DLP™ チップへのアーキテクチャの変更により、従来の『DarkChip2™ 』テクノロジーと比較して20%～40%のシステムコントラスト比の向上を実現するテクノロジーです。

この業界が1920 x 1080 解像度のデジタル・キャプチャ、放送、再生方式へ移行して行くことが予想されていることから、1080p DLP™ TVは、フル・コンテンツの解像度に対応する驚異的な高品位映像を表示できるよう設計されました。業界調査会社In-Statの報告によれば、米国で家庭内に設置されたHDTVは、2004年3月には160万台であり、現在は400万台まで増加しています。既に数多くのHDケーブルおよびネットワーク・プログラミング製品が1080方式の解像度へと移行しており、HDビデオ再生向けのHD-DVDおよびブルーレイ・ディスク・テクノロジーも2005年末までにデビューする可能性が高くなっています。

DLP™ テクノロジーは焼け付きや色褪せがほとんどなく、深みのある豊かな色彩、業界をリードする驚異的なコントラスト比をはじめとするさまざまな優位性を提供します。さらにDLP™ テクノロジーの動作速度の利点によって、永続的にシャープな画像を提供し、スポーツや生中継などの動きの早い動画を、高画質で表示可能な1チップ構成のプロジェクタで実現することができます。

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