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TI、携帯電話事業戦略記者説明会を開催第3世代携帯電話の普及に注力する同社のコミットメントとロードマップを発表

2005年03月29日

~45機種以上に搭載されるTIの3G技術、NTTドコモのFOMAR 901iと700iシリーズの全新モデルに搭載~

~45機種以上に搭載されるTIの3G技術、 NTTドコモのFOMA® 901iと700iシリーズの全新モデルに搭載~

SCJPR-05-028 2005年3月29日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO: リッチ・テンプルトン、略称:TI)は本日、東京都内で携帯電話事業戦略記者説明会を開催しました。来日中のテキサス・インスツルメンツ上席副社長ジル・デルファシー(Gilles Deflassy)が登壇し、世界中で採用が進むTIの第3世代携帯電話(以下3G)事業戦略を説明しました。

事業概況
3G半導体市場におけるTIの3Gデジタル・ベースバンドと『OMAP™』プロセッサの市場占有率は50%を超えており、TIの3G技術は、3G端末メーカ上位7社中6社から出荷されている45種類以上の機種に搭載されています。
また、TIは、TIの『OMAP』プロセッサが、3Gのパイオニア、株式会社エヌ・ティ・ティドコモ(以下NTTドコモ)の新シリーズ、FOMA 901iとFOMA 700iの端末に最先端のマルチメディア性能と電力効率を実現するために搭載されたと発表しました。テキサス・インスツルメンツ上席副社長ジル・デルファシー(Gilles Delfassy)(以下デルファシー)は次のように述べています。「3Gの急速な普及には、技術志向の強い日本市場においてまず3Gが広がったことが大きな要因としてあります。日本が3G革新で世界をリードしているのは明らかで、TIがこの発展の一翼を担っていることに誇りを感じます」

TIの『OMAP』アプリケーション・プロセッサ・ファミリは、急速な発展を遂げる日本の3G市場で1,000万人以上の加入者を誇るNTTドコモの端末メーカ各社に3年連続で採用され、新シリーズFOMA 901iと700iの端末にも搭載されています。デルファシーは次のように述べています。「端末メーカとの長期にわたる協力関係の上に立ち、究極の3G端末を日本の消費者にもたらし、それと同時に日本以外での3Gの普及を促進できることをTIは嬉しく思います」

さらに、両社はコスト競争力のあるマルチモードUMTS(W-CDMA/GSM/GPRS/EDGE)チップセットを共同開発し、世界の3G端末市場に供給することで昨年7月に合意しました。
デルファシーは次のように述べています。「両社は、3G市場にとって魅力あるソリューションを開発することで、3G端末のできるかぎり早い普及を促します。TIは、NTTドコモと共同で、TIの『OMAP™ 2』アーキテクチャとNTTドコモのW-CDMA技術をベースとする統合UTMSデジタル・ベースバンド及びアプリケーション・プロセッサを開発し、NTTドコモの端末をはじめ、世界中の端末に向けて供給します」

技術戦略(ロードマップ)
ワイヤレス業界とGSM/GPRSをリードしてきた15年に及ぶ実績を持つTIは、3G技術の複雑かつ広範囲にわたる要求に応え、3Gの普及に寄与するため、包括的なアプローチを採用しています。TIの『OMAP-Vox™』新ワイヤレス・ソリューション・ファミリは、デジタル・ベースバンドとマルチメディア・アプリケーション処理を単一の製品に統合し、携帯電話の世代を横断して多くのソフトウェアが再利用可能です。これにより、メーカの開発期間が短縮され、今日の2.5G市場の量産ニーズに応えて多彩な端末を短期間で市場投入できるだけでなく、3Gへも移行可能です。

革新的なDRP™技術を採用したTIの最新のイノベーションは中国、インド、中南米等の成長著しい地域で低価格の携帯電話を可能にし、ワイヤレスの普及を促進する、携帯電話向けシングルチップ・ソリューションを実現しました。さらに、日本の地上デジタルTV放送規格(ISDB-T=Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)やヨーロッパと米国のDVB-H(Digital Video Broadcasting-Handheld)規格といった、オープン規格をサポートし、携帯電話でデジタルTV放送の視聴を可能にするTIのシングルチップ・ソリューションの他、数百万画素のカメラ、デジタル動画レコーダ、3Dマルチプレイヤー・ゲーム、CD品質のオーディオなどを携帯電話で実現する『OMAP 2』プロセッサについて説明しました。

「TIの目標は、通信事業者と端末メーカを支援して、世界中の数多くのユーザに真のパワーをもたらすことです。顧客企業および通信事業者との緊密な連携を続けることで、常に最も適切な仕事をしていると確信できます。これがワイヤレスの今後の発展を促し、市場に選択肢を増やすことに貢献できると思います」

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※「OMAP」、「OMAP-Vox」、「DRP」は、テキサス・インスツルメンツの商標です。
※「FOMA」はNTTドコモの登録商標です。