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日本TI、低コストで高性能なXGA解像度を提供する新製品『DLP .55』チップを発表

2005年03月01日

~競争力のある価格と性能を実現する新型DLPチップ~

~競争力のある価格と性能を実現する新型DLP™チップ~

SCJPR-05-021 2005年3月1日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:K. バラ、略称:日本TI)は本日、需要の高いXGA (1024 x 768) の解像度を競争力のある低コストで実現する『DLP .55 』 DLP™テクノロジー・チップを発表しました。調査会社 パシフィック・メディア・アソシエイツ社(以下PMA社)によると、現在、全世界で販売されているプロジェクタの 45 %以上がXGA解像度を採用しています。

『DLP .55』 XGAチップは既存の『DLP .7』 XGAチップに新たにDLP™製品ラインナップとして加わり、これまで美しい画質で知られているDLP™テクノロジー搭載製品と同様のプロジェクタ製品をより低コストで提供することが可能です。2月にプラスビジョン株式会社が発表した同社の『U5-532』 プロジェクタにこの『DLP .55』 XGAチップが採用されています。さらに多くのメーカー各社が同チップを搭載した製品を発表する予定です。

この『DLP .55』 XGAチップの設計にあたり、TIはメーカー各社と緊密に協力することにより、既存の光学エンジンとの間に高い互換性を実現し、新規の投資を最少にすると共に市場投入までの時間を短縮しました。さらに、この『DLP .55』 XGAチップは『DDP2000』ASICとの互換性を保つように設計されています。このASICはビデオ再生機能に最適化され、これまでビジネス向けプロジェクタ市場で使用されてきた美しい画質を、そのまま家庭内のビデオ視聴でお楽しみいただけます。

DLP™製品はフロント・プロジェクション市場において高い成長率を保っています。PMA社によれば、2004年、世界市場におけるDLP™テクノロジーのシェアは47 %であり、10四半期連続で成長し、特に2003年第三四半期と比較して14%もの伸びを達成しています。

安定した画像、焼き付きや色褪せがないこと、深みのある豊かな色彩、業界をリードする驚異的なコントラスト比をはじめとするDLP™テクノロジーの数々の利点によって、これまでに数多くのメーカーがDLP™テクノロジーを採用してきました。さらにDLP™テクノロジーの利点によって、永続的にシャープな画像を提供し、スポーツや生中継などの動きの早い動画を高画質に再生可能な1チップ構成のプロジェクタで実現できます。

TI、DLP事業部フロント・プロジェクション製品部ビジネス・マネージャのラース・ヨダー (Lars Yoder) は次のように述べています。「このたび私たちが、顧客の最先端の製品開発と新しい購買市場の開拓を実現する新型のチップを発表し、DLP™製品群を拡充できたことを喜ばしく思います。この新型チップにより、消費者が次のプロジェクタを購入する際に、魅力的な価格でDLP™の高い画質とXGAの解像度を得ることが可能になります」

DLP™テクノロジーについて
DLP™テクノロジーとは、テキサス・インスツルメンツが開発した、フルデジタル映像技術です。鮮明で明るくシャープな映像を提供し、プロジェクタ、テレビやデジタルシネマ用映写機(DLP Cinema™)など幅広いアプリケーションに採用されています。現在既に世界75社以上の企業がDLP™テクノロジー採用のテレビ、プロジェクタを製造しており、そのモデルは350種類以上あります。TIでは1996年初頭の量産開始から現在までDLP™サブシステム累積出荷台数500万台を記録しました。

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