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ニュースリリース

TI、第3世代携帯電話向けモバイル・エンターテインメント・アプリケーションの開発を促進

2005年02月28日

~TIの『OMAP 2』アーキテクチャを採用するOMAPデベロッパー・ネットワークのメンバー各社が3Dゲーム、ビデオ、デジタルTVアプリケーションを開発~

~TIの『OMAP 2』アーキテクチャを採用する OMAP™デベロッパー・ネットワークのメンバー各社が 3Dゲーム、ビデオ、デジタルTVアプリケーションを開発~

SCJPR-05-020 2005年2月28日

テキサス・インスツルメンツ(本ミ:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)はOMAP™デベロッパー・ネットワークのメンバー企業と第3世代携帯電話(以下3G)事業の成長を牽引する「リビングルーム級のモバイル・エンターテインメント」の最先端アプリケーションを開発しました。このビデオや3Dゲームなどの3Gモバイル・エンターテインメント・アプリケーションは、通信会社による3Gネットワークおよび、処理能力の向上、よりリッチなソフトウェア、低レイテンシ、高スループットのデータ帯域といった3G端末の主な特性を十分に引き出します。2月14~17日に仏カンヌで開催された携帯電話通信の見本市「3GSM World Congress」のTIブースでは、モバイル・エンターテインメント・アプリケーションが展示され、TIの『OMAP 2』「オールインワン・エンターテインメント」アーキテクチャのマルチメディア処理能力が披露されました。

TIの『OMAP2420』プロセッサは、2D/3Dグラフィックス・アクセラレータ、オーディオ・エンジンおよび最先端のパワー・マネジメント機能などを搭載しており、電池寿命や通話品質などの性能を確保しつつ、ユーザーが期待する、携帯電話上で楽しく、パーソナルなマルチメディア体験を可能にします。また、『OMAP2420』プロセッサは、ハードウェア・ベースのセキュリティ・ソリューションにより、携帯電話で送受信される貴重なコンテンツの不正なコピーや配信を防止するため、デジタル著作権を管理する安全な環境を提供します。ユーザーや通信会社、コンテンツ・プロバイダのニーズに対応する、性能低下を伴わない、安全な最先端のモバイル・エンターテインメント体験は、トレンディなモバイル性能を、生活に欠かせない高収益第3世代携帯電話事業サービスへと押し上げるための力強い一歩となります。

TIのOMAPデベロッパー・ネットワークのメンバー各社はユーザーが携帯電話で最新の3Dゲームを楽しみ、高品位ビデオを鑑賞し、好きな音楽を聴ける、最先端のモバイル・エンタテインメント・アプリケーションの開発に取り組んでいます。また、端末メーカが魅力的で新しいアプリケーションを迅速に提供できると同時に、通信会社の収益増大につながる新サービスも可能にします。さらに、TIとデベロッパーとの協業によって、コンテンツ・プロバイダは、バッテリ駆動時間やユーザーが家庭用システムで親しんだゲーム体験を犠牲にすることなく、携帯電話でフル機能のコンテンツを実現します。
OMAPデベロッパー・ネットワークメンバーは、『OMAP2420』を使用し、『OMAP 2』アーキテクチャの性能を十分に行かしたアプリケーションの開発をしています。代表例として、Aplix、Esmertec、Fathammer、HI Corporation、Ideaworks3D、Superscapeの各社は3Dゲームを、PacketVideoはデジタルTVを、IngenientはデジタルTVやビデオ、オーディオなどのマルチメディア・アプリケーションを、BeatnikとEmuzedはオーディオやビデオなどのマルチメディア・アプリケーションを、ACCESSは携帯電話に搭載した本格的なインターネット・ブラウザ機能を開発しています。

TIは1つのプロセッサで同時に複数のディスプレイを動作させて、『OMAP2420』プロセッサのビデオ/イメージング処理能力を実現にしました。これによって携帯電話に保存したビデオを、ビデオ・アウト接続を介してTVやモニタ上で視聴しながら、携帯電話の画面や機能をEメールやウェブ・ブラウズ、メッセージングなどに使用することが可能になり、しかも、いずれの画面でも性能低下はありません。

TIのOMAPデベロッパー・ネットワークについて
TIのOMAP™デベロッパー・ネットワークは、TIの高性能かつ電力効率に優れた『OMAP』プロセッサに先進のアプリケーションを移植する有力ソフトウェア開発会社のグループです。『OMAP』デバイスを採用する端末メーカは、ストリーミング・オーディオ/ビデオやマルチメディア・メッセージング、ゲーム、セキュリティ、音声認識、ロケーション・ベースのサービス、モバイル・コマースなど、魅力的なワイヤレス・アプリケーションをすべての主要オペレーティング・システム上で短期間にて開発できます。システムレベルでのインテグレーション・サービスも、TIが独自運営するOMAPテクノロジー・センターが全世界で提供しています。『OMAP』プラットフォームはノキアやパーム、NEC、富士通、LG電子、ヒューレット・パッカード、Sendo、HTCなど多数の有力メーカの2.5Gおよび3Gワイヤレス機器に採用されています。詳細については www.ti.com/omap をご参照ください。

TIの ワイヤレス技術への取り組み
ワイヤレス向け半導体のリーディング・メーカであるTIは、コア・テクノロジーを提供し、次世代ソリューションを開発しています。TIはシリコンとソフトウェア全般と共に、携帯電話端末向けから基地局向けまでを含む全ての通信規格から、無線LAN、Bluetooth、UWB(ウルトラ・ワイド・バンド)にまで及ぶ広範囲な通信分野の、15年に及ぶ無線技術向けシステム専門技術を提供します。さらに、先進的な半導体プロセスをベースに、チップセットからリファレンス・デザインまでの包括的なソリューション、OMAP™アプリケーション・プロセッサ、コア・デジタル・シグナル・プロセッサおよびアナログ技術を、顧客に提供するとともに、カスタマイズにも対応します。これらの取り組みにより、TIはワイヤレス技術をより個人に即した、インテリジェントで、シームレスなものにします。
本件に関する詳細は www.ti.com/wirelesspressroom (英文)から参照できます。

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