アステラスの社員がオフィスのホールを歩く様子は、大胆なアイデアを生み出し、協働してイノベーションを起こすコミットメントを表しています。

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世界の人々の健康のために、最先端の科学を追求し、より良い社会の実現を目指す社員の想いを紹介します

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ASCOでの対話が、がん医療の未来を形づくる
2026年05月22日
国際的な学会会場で、参加者が活発に議論する様子

がん医療の進歩は、大きなブレークスルーだけで生まれるわけではありません。多くの場合、もっと静かな場面から生まれます。新しいデータについて語り合い、それが患者さんにとって何を意味するのかを考える。そうした対話の積み重ねが、進歩につながっています。

だからこそ、米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)のような場に集まることには大きな意味があります。

ASCOは、単に研究結果を共有する場ではありません。そこで生まれる対話を通じて、科学が医療現場や患者さんの生活と結びついていく場です。

なぜ今、対話が重要なのか

谷口 忠明 アステラスの研究開発担当、Chief Research & Development Officerの谷口 忠明

谷口 忠明
研究開発担当
Chief Research &
Development Officer (CRDO)

がん研究の分野では、多くの変化が同時に進んでいます。新たな知見、アプローチ、問い。進展のスピードは速く、期待が高まる一方で、複雑さも増しています。

データだけを見ていては、全体像は見えてきません。治療の意思決定がますます複雑になる中で、医療従事者には、その情報が患者さんにとって何を意味するのかを理解することが求められています。

研究開発担当の谷口 忠明は次のように述べています。

「データを生み出すことは、私たちの仕事の一部にすぎません。本当に重要なのは、そのデータを文脈に照らして解釈し、科学の進歩を患者さんのケア向上につなげていくことです」

進化し続ける情報をどう捉えるか

ASCOでは、さまざまな対話を通じて、理解が深まっていきます。発表の場だけでなく、通路での立ち話、ポスターセッション、同僚同士の率直な意見交換など、あらゆる場面で対話が生まれます。

ASCO2026では、アステラスは進行がんから早期治療、そしてパイプラインに至るまで、複数のがん領域の研究成果を発表します。

重要なのは発表の数ではなく、それぞれの研究がどのように結びついているのかという点です。

科学的な理解は、時間をかけて少しずつ積み重なっていくものです。ある時点で得られた結果も、その後のフォローアップを重ねることで、より明確になっていきます。初期のデータは新たな疑問を生み、また、異なる患者集団では解釈にも重要な違いが生じることがあります。

こうした積み重ねが、医療現場で日々向き合う医療従事者にとって、次のような問いへの手がかりとなります。

  • これは患者さんにとって何を意味するのか
  • エビデンスはどのように進化しているのか
  • 診療や判断を見直す必要はあるのか

科学と医療現場がつながる場所

アステラスの販売統括&メディカルアフェアーズ担当、Chief Commercial & Medical Affairs OfficerのClaus Zieler

Claus Zieler
販売統括&メディカルアフェアーズ担当
Chief Commercial & Medical
Affairs Officer (CCMAO)

そこで重要になるのが、対話です。

ASCOでは、データを単に提示するだけでなく、それぞれの立場から議論が交わされます。医療従事者は医療現場での経験に基づく視点を持ち寄り、情報やデータをどう捉えるかを考えます。

販売統括&メディカルアフェアーズ担当のClaus Zielerは次のように語ります。

「データは、画面やポスターに示されるだけでは十分ではありません。議論や解釈を通じてこそ、エビデンスが意思決定へとつながり、必要とする患者さんにイノベーションを届けることができるのです」

より大きな文脈の中でのアステラスの役割

アステラスにとってASCOに参加する意義は、このような広範な対話と交流に貢献することにあります。

長年にわたりがん領域に注力してきたアステラスは、研究成果を発表するだけでなく、それがどのように理解され、解釈され、医療現場で活かされていくのかに貢献することを重視しています。そして、耳を傾け、対話に参加し、がん医療コミュニティと共に学び続けることも大切にしています。

なぜなら、進歩は一つの組織や取り組みだけで生まれるものではないからです。人々が互いのデータや知見を積み重ね、より良い問いを生み出し続けることで前進します。

将来に向けて

ASCOは、数多くある学会の一つですが、重要な意味を持つ場です。

ここでの対話が、複雑な課題への理解を深め、新たな知識をより良い意思決定へとつなげていきます。

その先にいるのは、患者さんです。患者さんは、より明確な答え、より多くの選択肢、そして意味のある進歩を待ち望んでいます。

データを患者さんにとって意味のある形で活かしていくために、対話を続けることが大切です。

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