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アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:岡村 直樹、以下「アステラス製薬」)は、10月18日から20日かけて米国フロリダ州オーランドで開催される米国眼科学会(AAO)年次総会において、地図状萎縮(Geographic Atrophy:GA)を伴う加齢黄斑変性(Age-related Macular Degeneration:AMD)の治療におけるIZERVAYTM(一般名:アバシンカプタド ペゴルナトリウム、以下「ACP」)硝子体内注射液に関する新たデータを発表します。
GATHER2延長試験から得られたACPの長期安全性と有効性に関するデータ、米国におけるACPの実臨床における治療パターンと安全性に関するデータ、およびエリプソイドゾーン(ellipsoid zone:EZ)の構造的健全性と低照度視覚機能障害との構造と機能の関連性についての最新の知見等が発表される予定です。
2025年AAO年次総会におけるアステラス製薬の発表演題(現地時間)
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Presentation Title |
Presenter |
Presentation Details |
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Avacincaptad Pegol for GA: 3-year Results from the GATHER2 Open-Label Extension Trial |
A. Khanani |
Type: Oral Presentation Number: TBD Date: Oct 17, 2025 4:58-5:05 PM ET |
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Treatment Patterns and Safety of Avacincaptad Pegol in Real-World Patients With GA |
D. Borkar |
Type: Poster Panel Discussion Poster Number: PO078 Date: Oct 17, 2025 2:30-3:00 PM ET |
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Structure‒Function Link of Ellipsoid Zone Integrity and Low Luminance Deficit in Avacincaptad Pegol-Treated Eyes With Geographic Atrophy |
R. Downes |
Type: On Demand Poster Poster Number: PO696
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以上
IZERVAYTMについて
IZERVAYTMは、補体因子C5 阻害剤です。2023年8月に米国FDAから地図状萎縮(Geographic Atrophy:GA)を伴う加齢黄斑変性(Age-related Macular Degeneration:AMD)の治療剤として承認を取得し、2025年2月には添付文書の一部改訂に関する承認を取得し、12カ月間を超えるIZERVAYTMの投与が可能になりました。また、本年9月19日に、アイザベイTM(一般名:アバシンカプタド ペゴルナトリウム)硝子体内注射液20mg/mLについて、萎縮型AMDにおけるGAの進行抑制を効能・効果として、製造販売承認を日本で取得しました。
地図状萎縮(Geographic Atrophy:GA)について
加齢黄斑変性(AMD)は、高齢者における中等度から重度の中心視力低下の主な原因であり、患者さんの大
半は両目を侵されています。黄斑は網膜の中心部にあるわずかな領域で、中心視力をつかさどっています。
AMDが進行すると、黄斑部の網膜色素上皮細胞とその下部にある血管が失われ、網膜組織が著しく薄く
なったり、萎縮したりします。地図状萎縮(GA)を伴うAMDは、患者さんの視力を不可逆的に低下させます。
GATHER試験について
ACPは、無作為化二重遮蔽偽処置対照多施設共同試験であるGATHER1試験およびGATHER2試験において、主要評価項目を達成しました。両試験では、GAを伴うAMD患者を対象に、ACPを毎月2 mgずつ硝子体内投与した場合の安全性と有効性を評価しました。両試験とも、最初の12カ月間は、毎月1回ACP 2 mgを投与される群と偽処置対照群に無作為に割り付けられました。GATHER1試験には286人、GATHER2試験には448人が組み入れられました。両試験の主要評価項目は、ベースライン、6カ月目、12カ月目の3時点における眼底自発蛍光法で測定されたGA面積に基づくものでした。GATHER試験では、700人以上のGA患者を対象に安全性が評価されました。
GATHER2試験において、投与後12 カ月以降、ACP 投与群は毎月1 回ACP を投与される群(n=96)と2 カ月に1 回ACP を投与される群に再割り付けされました(n=93)。偽処置対照群は2 年目も偽処置を受け続けました(n=203)。
アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、科学の進歩を患者さんの「価値」に変えることを目指すグローバルライフサイエンス企業です。私たちは、がんや、眼科・泌尿器疾患、免疫、ウィメンズヘルスなどの多様な領域において、革新的な治療法を提供しています。研究開発プログラムを通じて、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域において新たなヘルスケアソリューションを開拓しています。
アステラス製薬の詳細については、www.astellas.comをご覧ください。
注意事項
このプレスリリースに記載されている現在の計画、予想、戦略、想定に関する記述およびその他の過去の事実ではない記述は、アステラス製薬の業績等に関する将来の見通しです。これらの記述は経営陣の現在入手可能な情報に基づく見積りや想定によるものであり、既知および未知のリスクと不確実な要素を含んでいます。さまざまな要因によって、これら将来の見通しは実際の結果と大きく異なる可能性があります。その要因としては、(i)医薬品市場における事業環境の変化および関係法規制の改正、(ii)為替レートの変動、(iii)新製品発売の遅延、(iv)新製品および既存品の販売活動において期待した成果を得られない可能性、(v)競争力のある新薬を継続的に生み出すことができない可能性、(vi)第三者による知的財産の侵害等がありますが、これらに限定されるものではありません。また、このプレスリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。
お問い合わせ先:
アステラス製薬株式会社
広報
TEL: 03-3244-3201