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2025年欧州臨床腫瘍学会(ESMO)においてがん領域ポートフォリオのデータを発表
2025年10月01日

アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:岡村 直樹、以下「アステラス製薬」)は、10月17日から21日にかけて開催される2025年欧州臨床腫瘍学会(European Society for Medical Oncology:ESMO)において、アステラス製薬のがん領域ポートフォリオとパイプラインの進捗に関する10件の発表を行います。筋層浸潤性膀胱がん(Muscle Invasive Bladder Cancer:MIBC)を対象としたPADCEVTM(一般名:エンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え))とMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外ではMSD)の抗PD-1抗体KEYTRUDA®(一般名:ペムブロリズマブ(遺伝子組換え))の併用療法に関する新たなデータについて、10月18日(現地時間)のESMO Presidential Symposiumで発表します。生化学的再発リスクの高い非転移性ホルモン感受性前立腺がんを対象としたXTANDITM(一般名:エンザルタミド)の、全生存期間に関する新たな良好なデータを発表します。また、次世代の二重特異性T細胞誘導抗体であるASP2138の固形がんにおけるデータを発表予定です。アステラス製薬はCLDN18.2を標的とした精密医療において、リーダシップを発揮し続けます。

 主な発表は以下の通りです。

  • シスプラチンを用いた化学療法に不適応のMIBC患者、またはシスプラチンを用いた化学療法を拒否したMIBC患者を対象に、術前術後の補助療法としてのエンホルツマブ ベドチンとペムブロリズマブの併用療法と、現在のシスプラチン不適応のMIBCに対する標準治療である手術単独(膀胱全摘除術)を比較した、第III相EV-303試験(KEYNOTE-905試験)のデータ(ESMO Presidential Symposiumで発表予定)。
  • 局所進行または転移性尿路上皮がんを有する患者の中で、高齢、糖尿病や慢性腎臓病などの併存疾患を持ち治療上の課題となるベースライン特性を有する患者集団における、エンホルツマブ ベドチンとペムブロリズマブの併用療法の有用性を検証するEV-302試験の長期フォローアップデータ。
  • 生化学的再発リスクの高い非転移性ホルモン感受性前立腺がんの患者における、エンザルタミドとリュープロレリンの併用療法およびエンザルタミド単独療法の、全生存期間への影響を評価した第III相EMBARK試験の最終データ。
  • 開発中のCLDN18.2を標的とした、次世代の抗CD3二重特異性T細胞誘導抗体であるASP2138の単独療法または標準治療との併用療法に関する初めての臨床データ。

 

2025年ESMOにおけるアステラス製薬の発表演題(現地時間)
エンホルツマブ ベドチンに関する発表

演題 演者 発表形式および
抄録番号
Perioperative enfortumab vedotin plus pembrolizumab in participants with muscle-invasive bladder cancer who are cisplatin-ineligible: The phase 3 KEYNOTE-905 study C. Vulsteke 発表形式:Presidential Symposium 1
抄録番号: LBA2
日時: October 18, 16:52 - 17:04 CEST
Enfortumab vedotin and pembrolizumab in previously untreated locally advanced or metastatic urothelial cancer: An exploratory analysis in older patients and those with comorbidities from EV-302 N. Mar 発表形式: Poster
抄録番号: 3073P
日時: October 18, 12:00-12:45 CEST
Enfortumab vedotin plus pembrolizumab as first-line treatment in recurrent or metastatic head and neck squamous cell carcinoma: Results from a cohort of the EV-202 trial P.L. Swiecicki 発表形式: Mini oral 
抄録番号: 1329 MO
日時: October 19, 17:38-17:43 CEST
EV-103 Cohort K: Efficacy and safety of enfortumab vedotin with or without pembrolizumab in cisplatin-ineligible pts with previously untreated locally advanced or metastatic urothelial cancer with a median follow-up of ≈3.5 y T.W. Friedlander 発表形式: Poster 
抄録番号: 3074P
日時: October 18, 12:00-12:45 CEST
Real-world use of enfortumab vedotin in patients with locally advanced or metastatic urothelial cancer previously treated with chemotherapy and immunotherapy in France A. Fléchon 発表形式: ePoster 
抄録番号: 3111eP
日時: October 18, 12:00-12:45 CEST
 

 

エンザルタミドに関する発表

演題 演者 発表形式および
抄録番号
Overall survival in EMBARK, a phase 3 randomised trial of enzalutamide or placebo plus leuprolide and enzalutamide monotherapy in patients with nonmetastatic hormone-sensitive prostate cancer with biochemical recurrence at high risk for metastasis S.J. Freedland 発表形式:Proffered Paper
抄録番号:LBA87
日時: October 19, 10:55-11:05 CEST
Baseline features and metastasis-free survival by prior definitive treatment in patients with high-risk biochemically recurrent prostate cancer: EMBARK post hoc analysis N.D. Shore 発表形式: Poster
抄録番号: 2461P
日時: October 18, 12:00-12:45 CEST
 

 

パイプラインに関する発表

演題 演者 発表形式および
抄録番号
ASP2138 monotherapy in patients with (CLDN18.2)+, advanced solid tumors: Phase 1/1b trial K. Shitara 発表形式: Poster
抄録番号: 2137P
日時: October 19, 12:00-12:45 CEST 
ASP2138 monotherapy or in combination with pembrolizumab and mFOLFOX6 or with ramucirumab and paclitaxel in (CLDN18.2)+ locally advanced unresectable or metastatic gastric or gastroesophageal junction 
adenocarcinoma: Phase 1/1b trial
F. Dayyani 発表形式: Poster
抄録番号: 2136P
日時: October 19, 12:00-12:45 CEST
Phase 1 trial of ASP5541 (PRL-02), a long-acting intramuscular depot injection of abiraterone decanoate, in patients with advanced prostate cancer J. Avitia 発表形式: Poster
抄録番号: 2443P
日時: October 18, 12:00-12:45 CEST
 


以上

アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、科学の進歩を患者さんの「価値」に変えることを目指すグローバルライフサイエンス企業です。私たちは、がんや、眼科・泌尿器疾患、免疫、ウィメンズヘルスなどの多様な領域において、革新的な治療法を提供しています。研究開発プログラムを通じて、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域において新たなヘルスケアソリューションを開拓しています。
アステラス製薬の詳細については、www.astellas.comをご覧ください。

エンホルツマブ ベドチンに関するPfizer、Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USA(米国とカナダ以外ではMSD)との提携について
Seagenとアステラス製薬は、治療歴のない転移性尿路上皮がん患者を対象に、PADCEVTM(エンホルツマブ ベドチン)とMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAのKEYTRUDA®(ペムブロリズマブ)の併用療法を評価するために、臨床開発の提携契約を締結しています。既に案内の通り、2023年12月14日にPfizerはSeagenの買収を完了しました。KEYTRUDA®はMerck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAの子会社であるMerck Sharp & Dohme Corp.の登録商標です。

エンザルタミドに関するPfizer Inc.との提携について
2009年10月、現在はPfizer (NYSE: PFE)の子会社であるMedivation, Inc.とアステラス製薬(TSE:4503)は、米国でXTANDITM (エンザルタミド)を共同で開発および商業化するための商業契約を締結しました。アステラス製薬は、米国外での商業化と、グローバルでの製造およびすべての追加の規制当局への申請を担っています。Pfizerは、米国における利益の一部として提携収益を受け取り、米国外の売上に応じたロイヤルティを受け取ります。

注意事項
このプレスリリースに記載されている現在の計画、予想、戦略、想定に関する記述およびその他の過去の事実ではない記述は、アステラス製薬の業績等に関する将来の見通しです。これらの記述は経営陣の現在入手可能な情報に基づく見積りや想定によるものであり、既知および未知のリスクと不確実な要素を含んでいます。さまざまな要因によって、これら将来の見通しは実際の結果と大きく異なる可能性があります。その要因としては、(i)医薬品市場における事業環境の変化および関係法規制の改正、(ii)為替レートの変動、(iii)新製品発売の遅延、(iv)新製品および既存品の販売活動において期待した成果を得られない可能性、(v)競争力のある新薬を継続的に生み出すことができない可能性、(vi)第三者による知的財産の侵害等がありますが、これらに限定されるものではありません。また、このプレスリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。