
世界の人々の健康のために、最先端の科学を追求し、より良い社会の実現を目指す社員の想いを紹介します

患者さんの毎日をよりよくするために、アステラスは以前から戦略的に、イノベーション精神を育むコミュニティに最先端の研究拠点を作ってきました。
米国マサチューセッツ州はライフサイエンスの中心地で、患者さんの治療に革新をもたらすために、世界中の優秀な人材が集まっています。アステラスもこの地域に拠点を構え、世界的に有名な学術機関が育てた熟練した人材とともに、画期的な研究に取り組んでいます。
マサチューセッツ州は、20世紀後半、特に1980年代から1990年代にかけてライフサイエンスの中心地としての地位を確立し始めました。バイオテクノロジーのブームが業界の成長を後押しし、多くのスタートアップ企業がこの地域の名門学術機関から誕生しました。
1990年代には、マサチューセッツ州に多くの投資が集まり、急成長するバイオテクノロジー分野に投資家たちが積極的に資金を投じたことで、さらに注目を集めるようになりました。また、州の支援政策により、研究施設やスタートアップを育てるインキュベーターの新設が進み、学界と産業界の協力が進む環境が整いました。2000 年代の初めには、バイオテクノロジー企業や製薬企業を含むライフサイエンスの中心地としての評判を確立しました。
現在、マサチューセッツ州はバイオテクノロジーの最高峰となっており、ライフサイエンスにおけるイノベーション、コラボレーション、そして画期的な進展を育む活気に満ちたエコシステムを築いています。
アステラスは、2016年にウェストボローにアステラス インスティチュート フォー リジェネレイティブ メディシン(AIRM)を開設し、その存在感を確立しました。AIRMでは、失明を引き起こす可能性のある損傷した組織の回復、再生あるいは置換により、病態の改善を目指す細胞医療の研究開発を行っています。

1年前には、ケンブリッジにアステラス ライフサイエンスセンター(ALSC)を開設しました。この施設は米国初のSakuLab®の本拠地でもあり、革新的な外部パートナーのための共同ラボスペースとして活用され、私たちの新しいイノベーションラボユニットの一部にもなっています。ここでは、外部の卓越したアイデアを取り入れてコラボレーションを促進し、創造性を育みながら、私たちが既に取り組んでいるがん領域、眼科領域、細胞医療および遺伝子治療などを超えたポートフォリオを強化し、次世代の画期的な医薬品の開発を推進しています。
また、ALSCには、標的タンパク質分解誘導などの最先端技術の研究に取り組むオンコロジーリサーチユニットのひとつがあります。標的タンパク質分解誘導は、従来標的にすることが難しいとされていたタンパク質にもアプローチできる可能性があり、特定のタンパク質を細胞内から除去することを目指す新しい技術です。

このライフサイエンスコミュニティへの2016年の参画以降、アステラスのマサチューセッツ州における従業員数は 30 人から 約700 人に増加し、研究開発、事業開発、メディカル、製造関連などの多様なチームが揃っています。
イノベーションを推進するためには、コラボレーションが不可欠です。マサチューセッツ州には、ほかに類をみない成長の機会が豊富にあります。私たちは、バイオテクノロジー企業や Mass General Brigham、LabCentral、UMass Chan Medical Schoolといった機関と連携し、創薬に関する専門知識を結集させて研究を進めています。
さらに、私たちはバイオテクノロジー企業や学術界を超えて、MassBio や Longwood Fund といった組織とも連携を深め、先進的なイノベーターや研究者とともに画期的な研究に取り組んでいます。このアプローチにより、意欲的なバイオテクノロジー スタートアップ企業との関係を築き、リソースを共有し、患者さん中心のソリューションを生み出す活気あるエコシステムを構築しています。
マサチューセッツ州のエコシステムで活躍するイノベーターとの強固な関係を育むことで、私たちは画期的な治療法の発見と開発を加速しています。
活気あふれるマサチューセッツ州のライフサイエンスコミュニティで、私たちは積極的な活動を続けています。パートナーの専門知識やこの地域のイノベーション精神を活かし、医療イノベーションの最前線で研究活動を進め、ともに患者ケアの変革に取り組んでいます。
これからもマサチューセッツ州内外のパートナーとともに、この重要な研究活動を継続していきます。
最先端の科学を進歩させ、患者さんの明日を変えるという私たちの使命に共感される方は、ぜひこのページをご覧下さい。

アステラスは2024年、バイオテクノロジー分野でのさらなる躍進を目指し、米国の東西に最先端のイノベーションセンターを設立しました。5月には...