世界を表すデジタルイメージで、アステラスが世界中の患者さんのために活動に取り組むグローバル企業であることを示しています。

ニュース

アステラスは、当社のビジネス、サイエンス、製品に関連する、迅速かつ正確な情報提供に努めています。このセクションでは、投資家や報道関係者向けにグローバルの情報を提供しています。各地域のニュースについてはローカルニュースセクションをご覧ください。投資家や報道関係者以外の方は、こちらをクリックしてください。

アステラス製薬 韓国の行政機関 「中小ベンチャー企業部」の傘下機関「創業振興院」と「グローバル企業パートナーシッププログラム」の運営に関する提携
2025年07月17日
- 韓国スタートアップの創薬研究およびグローバル展開を支援 -
-本プログラムの運営に参画する初の日本製薬企業 -

アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:岡村 直樹、以下「アステラス製薬」)は、韓国の行政機関である中小ベンチャー企業部(Ministry of SMEs and Startups)の傘下機関である創業振興院(本部:韓国世宗市、代表:Jong-pil Yoo、The Korea Institute of Startup and Entrepreneurship Development、以下「KISED」)と、韓国の創薬スタートアップの発掘、事業拡大およびグローバル展開支援を目的とした「グローバル企業パートナーシッププログラム」の運営に関する基本合意書を締結しました。

 本基本合意書に基づき、KISEDは「グローバル企業パートナーシッププログラム」の運営全般、および研究資金の提供を行います。アステラス製薬は、KISEDと共に選出した韓国創薬スタートアップに対し、つくば研究センター敷地内に設立されたSakuLabTM-Tsukuba内の研究スペースおよびオフィススペースの利用権を提供します。SakuLabTM-Tsukubaに入居した場合、アステラス製薬の各分野の専門家による相談対応の支援に加え、他の入居者やアステラス製薬の研究者とのネットワークを活用することで、創薬研究を加速させることが可能になります。

 本プログラムを通じて、韓国の製薬およびバイオテクノロジースタートアップ2社、すなわち、次世代のT細胞免疫療法の開発を専門とするTCUBEiT Inc.およびAAV(アデノ随伴ウイルス)ベクターエンジニアリング技術に専門性を有するAAVATAR Therapeuticsが選出されました。両社はSakuLabTM-Tsukubaへ入居し、研究活動を加速させます。

 アステラス製薬の研究開発担当CRDO(Chief Research & Development Officer)の谷口忠明は、「KISEDとグローバル企業パートナーシッププログラムの運営に関する基本合意書を締結できたことを大変嬉しく思います。新たな創薬アイデアや技術が次々に生まれる今日、それらを患者さんの「価値」に変えるためには、多様な価値観や専門性が交わり、互いの経験を活かし合うことが重要です。アステラス製薬がこれまで培ってきた知識・ノウハウや海外ネットワークを、イノベーションに挑むスタートアップのニーズに応じて提供し、芽吹いたアイデアや技術を共に育み、花開かせたいと考えています。今回の基本合意書の締結により、韓国のスタートアップと共に創薬研究がさらに強化、加速し、革新的な医療ソリューションの創出につながることを期待しています」と述べています。

 KISEDの代表であるJong-pil Yoo氏は、「グローバル製薬企業であるアステラス製薬との今回の戦略的な提携は、バイオ・医薬品分野における有望な韓国スタートアップのグローバル展開を加速させる重要な契機となります。新薬の研究開発には高度な専門性とインフラが求められるなか、アステラス製薬の研究資産やグローバルネットワークをスタートアップが直接活用できる本プログラムは、彼らの成長を大きく後押しするものと期待しています。KISEDは、今後さらにグローバル企業との連携を強化し、韓国スタートアップのグローバル市場における競争力の向上に取り組んでいきます」と述べています。

 本件によるアステラス製薬の通期(2026年3月期)連結業績への影響は軽微です。

以上

アステラス製薬株式会社について
アステラス製薬は、科学の進歩を患者さんの「価値」に変えることを目指すグローバルライフサイエンス企業です。私たちは、がんや、眼科・泌尿器疾患、免疫、ウィメンズヘルスなどの多様な領域において、革新的な治療法を提供しています。研究開発プログラムを通じて、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域において新たなヘルスケアソリューションを開拓しています。
アステラス製薬の詳細については、www.astellas.comをご覧ください。

中小ベンチャー企業部について
中小ベンチャー企業部は、中小企業とベンチャー企業の競争力を強化し、イノベーションを支援することを目指す韓国の中央政府機関です。 中小企業政策の遂行のため、1996年に中小企業庁として発足し、2017年にその重点分野と目標をより明確にするため、中小ベンチャー企業部に名称変更されました。中小ベンチャー企業部は、スタートアップ育成政策、企業成長のための政策、韓国国内市場における中小企業の競争力強化のための政策を重点的に推進しています。詳細な説明はこちらをご覧ください。

創業振興院(KISED)について
創業振興院は、韓国の中小ベンチャー企業部傘下の政府機関であり、韓国のスタートアップエコシステムの発展を推進するための戦略的な取り組みを実施しています。個々のニーズに応じて成功するスタートアップの創出、持続可能な未来の成長エンジンの確保、そして創造的かつ革新的なスマート経営の実現を目指しています。詳細な説明はこちらをご覧ください。

注意事項(アステラス製薬)
このプレスリリースに記載されている現在の計画、予想、戦略、想定に関する記述およびその他の過去の事実ではない記述は、アステラス製薬の業績等に関する将来の見通しです。これらの記述は経営陣の現在入手可能な情報に基づく見積りや想定によるものであり、既知および未知のリスクと不確実な要素を含んでいます。さまざまな要因によって、これら将来の見通しは実際の結果と大きく異なる可能性があります。その要因としては、(i)医薬品市場における事業環境の変化および関係法規制の改正、(ii)為替レートの変動、(iii)新製品発売の遅延、(iv)新製品および既存品の販売活動において期待した成果を得られない可能性、(v)競争力のある新薬を継続的に生み出すことができない可能性、(vi)第三者による知的財産の侵害等がありますが、これらに限定されるものではありません。また、このプレスリリースに含まれている医薬品(開発中のものを含む)に関する情報は、宣伝広告、医学的アドバイスを目的としているものではありません。