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前立腺癌治療剤「ゴナックス®皮下注用」日本において製造販売承認事項一部変更承認(用法・用量の追加)および製造販売承認(剤形追加)を取得
2019年01月08日

アステラス製薬株式会社(本社:東京、以下「アステラス製薬」)は、ゴナドトロピン放出ホルモン(Gonadotropin-Releasing Hormone:GnRH)受容体アンタゴニスト(徐放性)/前立腺癌治療剤「ゴナックス®皮下注用」(一般名:デガレリクス酢酸塩、以下「ゴナックス®」)について、維持用量を12週間間隔で投与する用法・用量追加の製造販売承認事項一部変更承認およびその用法・用量で用いる「ゴナックス®皮下注用240 mg」の製造販売承認(剤形追加)を日本において新たに取得しましたので、お知らせします。

 ゴナックス®は、皮下注射用のGnRH受容体アンタゴニストです。アステラス製薬は、2006年1月に本剤の前立腺癌治療に関する日本での独占的開発・販売権をFerring Pharmaceuticalsより取得し、日本において2012年10月に前立腺癌を効能・効果として発売しました。

 GnRHは脳の視床下部で産生されるホルモンであり、脳の下垂体に存在するGnRH受容体に結合することにより、男性ホルモンの一つであるテストステロンの産生に関わっています。テストステロンは男性機能維持のために必要なホルモンである一方、前立腺癌細胞が発現した場合、その増殖を促進し、症状を進行させます。ゴナックス®は、GnRH受容体へのGnRHの結合を競合的に阻害することによりテストステロンの産生を低下させ、前立腺癌の増殖を抑制します。

 アステラス製薬は、維持用量としてゴナックス®皮下注用80 mgを4週間間隔で投与する用法・用量に、維持用量としてゴナックス®皮下注用480 mgを12週間間隔で投与する用法・用量を加えることで患者さんの負担を軽減し、前立腺癌治療により一層貢献できるものと考えています。

 なお、本件による業績への影響は2019年3月期連結業績予想に織り込み済みです。

 
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