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選択的SGLT2阻害剤「スーグラ®錠」日本において1型糖尿病の効能・効果および用法・用量追加の承認を取得
2018年12月21日

アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)と寿製薬株式会社(本社:長野、代表取締役社長 CEO:冨山 泰、以下「寿製薬」)は、選択的SGLT2阻害剤「スーグラ®錠」(一般名:イプラグリフロジンL-プロリン、以下「スーグラ®錠」)に関し、本日、アステラス製薬が日本において「1型糖尿病」の効能・効果および用法・用量追加の承認を取得しましたので、お知らせします。スーグラ®錠は、アステラス製薬が日本において2014年1月に「2型糖尿病」を効能・効果として製造販売承認を取得し、2014年4月から販売しています。

 スーグラ®錠は、アステラス製薬と寿製薬の共同研究から見出された選択的SGLT2 (Sodium-Glucose Co-transporter 2)阻害剤です。SGLTは細胞表面に存在する膜タンパクで、ブドウ糖の細胞内への輸送をつかさどっています。SGLT2はSGLTのサブタイプの一つであり、腎臓近位尿細管でのブドウ糖再取り込みにおいて重要な役割を担っています。スーグラ®錠はSGLT2を選択的に阻害することでブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる薬剤です。

 1型糖尿病とは、膵臓のインスリンを分泌するβ細胞が主に自己免疫により壊され、インスリンの欠乏が生じることにより発症する疾患です。日本国内で糖尿病が強く疑われる人は約1,000万人と推定されています*1。また、1型糖尿病は全糖尿病の約6%を占めると言われています*2。

 アステラス製薬は、このたびの効能・効果および用法・用量追加により、インスリン治療を行ったにもかかわらず血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者さんに新たな治療選択肢を提供することで、糖尿病治療に一層の貢献をしていきます。

 なお、本件による業績への影響は、2019年3月期連結業績予想に織り込み済みです。

以上

 
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