アステラス製薬株式会社(本社:東京都、社長:畑中 好彦)は、その米国子会社であるOSI Pharmaceuticals社が、ジェネンテック社(英名:Genentech, Inc.)及びファイザー社(英名:Pfizer Inc.)とともに、マイラン・ファーマシュティカルズ社(以下「マイラン社」)に対して提起した、がん治療剤Tarceva®(一般名:塩酸エルロチニブ)の特許をめぐる訴訟において、2012年5月1日、米国デラウェア州連邦地方裁判所が、物質特許及び用途特許ともに有効であると認め、OSI Pharmaceuticals社、ジェネンテック社及びファイザー社に対し、勝訴判決を下しましたので、お知らせします。
OSI Pharmaceuticals社、ジェネンテック社及びファイザー社は、Tarcevaの物質特許(米国特許番号:5,747,498、米国再発行特許番号:RE 41,065)及び用途特許(米国特許番号:6,900,221)の侵害を理由に、2009年3月19日、マイラン社を相手取り、特許侵害訴訟を米国デラウェア州連邦地方裁判所に提訴しました。本訴訟は、マイラン社が、Tarcevaを保護する特許満了前に、Tarceva後発品の製造及び販売承認を求める簡略新薬申請(“ANDA”:Abbreviated New Drug Applications)を米国食品医薬品局(FDA)に提出したことから、提起していたものです。
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