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抗うつ剤「ルボックス®錠」における社会不安障害への適応追加のお知らせ
2005年10月13日

アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:竹中 登一、以下「アステラス製薬」)は、抗うつ剤「ルボックス®錠」(一般名:マレイン酸フルボキサミン)について、「社会不安障害」の効能・効果が10月11日付けで承認されましたので、お知らせします。

「社会不安障害」とは、人と会う、会議などで意見を述べる、人前で電話をかけるなど、他人の注視を浴びるかもしれない状況に対して、自分が恥ずかしい思いをするのではないかと過剰な不安を覚えて恐れるあまり、そのような状況を避けようとして日常生活に支障をきたす状態をいいます。患者さんによっては、不安を抑えるために飲酒を続けざるをえなくなったり、うつ状態に陥ったりするなど、更に重大な支障をきたすことがあります。

「ルボックス®錠」は、患者さんの恐怖や不安を取り除くことで、発汗、赤面(潮紅)などの不安症状を減らし、恐怖や不安からの回避行動を減らすことにより、QOL(生活の質)の向上に貢献することが期待されています。これまで「社会不安障害」を適応症とする薬剤は日本にはなく、本剤が本邦初の治療薬となります。

「ルボックス®錠」は、オランダのソルベイファーマシューティカルズ社が見い出し、明治製菓株式会社とソルベイ製薬株式会社が国内で開発を行ない、日本で最初に発売されたSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です(参考:明治製菓の商品名「デプロメール」)。「ルボックス®錠」は、1999年の発売以来「うつ病・うつ状態」及び「強迫性障害」の治療薬として貢献してきましたが、今般の適応追加により、患者さんのQOL向上により一層寄与することが期待されます。

中枢領域に高いプレゼンスを有するアステラス製薬は、「ルボックス®錠」を重要製品と位置付け、中枢領域担当MRを配置するなど、今後一層精神神経疾患治療に貢献することを目指します。

以上

 
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