SCJ-12-090                                                                                             
2012年9月27日 

本テキサス・インスツルメンツは、高電力アプリケーション向けにダイナミック・ヘッドルーム制御（DHC）機能を内蔵し、最大6本のLEDストリング（複数の発光ダイオードの直列接続回路）を高効率で駆動する6チャネル内蔵LEDドライバ製品『LM3463』を発表しました。『LM3463』は、複数の輝度制御モードを備え、広い入力電圧を持つ業界初のLEDドライバで、街路灯、ハイベイ照明およびシーリングライトなどのLEDエリア照明アプリケーションにおいて、システム効率の最大化と複雑さの低減を実現します。製品の詳細およびサンプルのご注文は、http://www.tij.co.jp/lm3463-pr-jp から参照できます。

『LM3463』は12V～95Vと広い入力電圧範囲を備えた、6チャネル内蔵のLED電流コントローラ製品です。この製品は、複数の輝度制御入力ピンを使って外付けのマイコンから簡単に管理でき、1本のストリングあたり、最大28灯のLEDを駆動できます。『LM3463』は複数の外付けNチャネルMOSFETおよびセンス抵抗を使用して、個々のLEDストリングの電流を正確に安定化します。DHC機能は、LED電圧を自動的にLED電流の導通に必要な最低レベルに調整することで、システムの効率を向上させます。これにより、部品点数の削減とシステム効率の向上を実現し、システムの複雑さとコストを低減します。

『LM3463』は、4チャネル内蔵の『LM3464』 および8チャネル内蔵の『TLC5960』 などで構成されるTIのLEDドライバ製品ファミリーに加わる新製品です。TIのLED照明向け製品に関する詳細はhttp://www.tij.co.jp/lighting-pr-jp から参照できます。

『LM3463』LEDドライバの主な特長と利点

・ PWM入力信号、アナログ-PWM入力制御、シリアル・インターフェイスの3種類の輝度制御モードが、主要な制御システムの動作を簡素化

・ グローバルなアナログ輝度制御は各輝度制御モードと独立して動作、サーマル・フォールドバック機能としても使用できることから、LEDアレイを過熱状態から保護

・ 6本を超えるLEDストリングの動作が必要なアプリケーション向けには、複数の『LM3463』をマスタ/スレーブ構成でカスケード接続可能

・ 入力電圧低下ロックアウト、LEDオープン/ショート回路、MOSFETの過熱保護および過熱シャットダウンなどの保護機能を内蔵、フォルト出力信号を使って
   LEDストリングのオープン状態をシステム・コントローラに通知可能

価格および供給について

現在、『LM3463』は量産出荷中で、TIおよび販売代理店から供給されます。『LM3463』は7mm角の48ピンLLP™パッケージで供給中です。1,000個受注時の単価（参考価格）は4.19ドルです。

『LM3463』の特性表

TIのLED照明製品ポートフォリオに関する情報はこちらからも参照できます。

・ 『LM3463』LEDドライバの詳細、サンプルおよび評価モジュールのご注文: http://www.tij.co.jp/lm3463-pr-jp

・ TIのすべてのLED照明向け製品の詳細: http://www.tij.co.jp/lighting-pr-jp

・ TIのWEBENCH^® LED ArchitectでコンプリートなLEDパワー・マネージメント・システムを設計: http://www.tij.co.jp/ledwebench-pr-jp

・ TIのPowerLab™ Reference Design LibraryからLEDリファレンス・デザインをダウンロード: http://www.tij.co.jp/powerlab-pr-jp

※LLP、WEBENCHおよびPowerLabはTexas Instrumentsの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。